−Sixty Two− ページ14
グル「大丈夫だ。俺には今、目標がある」
スレ「え？」
グエル「ジェターク社を建て直したいんだ。あそこだけが俺達と父さんの繋がりだから」
その言葉にミオリネが反応したのを蹲りながらも見えた。
グエル「うちの状況は聞いているか？」
スレ「はい。その、大変だって…」
グエル「ラウダとAと話をして代表を引き継ぐことにした。会社は今、窮地だ。俺達でなんとかしないと…大切なものはもう失くしたくないんだ」
スレ「大切な…もの……」
グエル「復学の手続きが終わったらまた会社に戻る。その前にもう一度、学園に来たかった。ジェターク寮のやつらにも謝りたかったしな」
スレ「どうして、私なんかに話を？Aさんがいるの……に」
グエル「進めば2つ」
スレ「あ…」
グエル「俺は進むことがどれだけ怖いかやっと分かった。怖いから父さんからずっと逃げてたんだって…でも今は進める。お前に教えられた」
ミオリネが私の方を見る。
スレ「そんな、わ…私、何も……でもちょっと嬉しいです。私も大好きな言葉…ですから」
グエル「お前のそんなところが俺は好きになったのかもな」
スレ「え‥ええー！？前は全然好きじゃないって……」
グエル「あれは…なんというか。恥ずかしくて」
スレ「全然分かんないです！」
グエル「なんでだよ、分かれよ！」
スレ「分かりません！」
グエル「…まぁ、今は大切なやつがいる。でも感謝している」
大切なやつ…か。
自然と笑みが零れてしまう。
ミオ「いつの間によ」
「内緒」
今度は、私が口に人差し指をあてる。
スレ「私にも今、大切な人がいるんです」
グエル「そうか」
スレッタの言葉に隣に座っていたミオリネが立ち上がった。
「あ、ちょっと！ミオリネ！」
スレ「ミオリネさん！？あああ…これは違くて」
ミオ「決めたわ。誕生日に欲しいもの…グエルと決闘しなさい。勝利を私に頂戴」
グエル「は？」
スレ「え？」
「っぶは」
つい吹き出して笑ってしまった。
ミオ「A、グエル。ちょっと来てくれるかしら？」
グエル「その前に説明しろ」
ミオ「ついて来てくれたら説明するわ」
「私もなの？」
グエル「Aも」
「分かった」
状況の分かっていないグエルと共にミオリネの後を歩いた。
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アルマジロ(プロフ) - 雛さん» コメントありがとうございます。楽しく読めれる作品を作れて嬉しいです。また、次回作でお会い出来ることを願っています。 (7月21日 11時) (
レス) id: a2e34baed4 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - お疲れ様でした。いつも楽しく読ませて頂いておりました。次回作もあれば楽しみにしております。ありがとうございました！ (7月18日 13時) (レス) id: 41047c8144 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (5月29日 19時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
リル - いつも見ています！最高です！これからもお願いします！ (5月29日 18時) (レス) @page5 id: 92d48ed5dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年5月27日 19時
