−Fifty Nine− ページ11
蹲るグエルに駆け寄る。
「だ、大丈夫？」
グエル「っ…大丈夫だ」
「ハロ、どうして」
赤ハロの目は赤くなっていた。
私の身に何かあった時用に攻撃プログラムと搭載させていたんだっけ。
「認証、A・アン・サシュー」
赤ハロを目線の所まで上げると目の色が変わる。
『A様、ご無事で』
「うん、私は無事だけど…」
今だに蹲っているグエルの背中を擦る。
『現在の情報を詳しくお話したいですが』
「あーちょっと後にしようか」
『グエル・ジェターク様、大変申し訳ございません』
グエル「かまわん。そう言うプログラムでもされていたのだろう」
「うん、この赤ハロには機密情報があるから最悪自爆プログラムまで組んである」
部屋が残っているから最悪の事態にはなっていなかったようだけど。
直すのも時間掛かるし、どうしようか。
「ねぇ、グエル」
グエル「なんだ」
立ち上がったグエルは、ベットの上に座る。
「暫く部屋、泊めてよ」
グエル「はぁ！？」
「だってこんな状況だと寝れないし…」
『A様、本日の授業はどうなされますか』
「私は、いい」
『グエル・ジェターク様はラウダ・ニール様が休学にしていたので本日より復学の手続きをさせて頂きますので学園に行って下さい』
グエル「そうか。A、来い」
「だから私は、いいって」
グエル「俺と一緒にいてくれるんじゃないのか」
「…何よそれ、ずるい。制服に着替えるからグエルも着替えて来なよ」
青ハロがクローゼットを開けていた。
中は、荒されていたが制服は破かれていないようだ。
グエル「分かった。ロビーで待ってる」
「うん、また」
着ている服を全て籠の中に入れ、制服を着ていく。
身長が少し伸びたせいかスカートの丈が短く感じる。
「ま、いいか」
乱れた髪を整え、もう1度縛り直す。
「青ハロはグエルの部屋に待機、赤ハロは私と一緒に」
『承知しました』
『了解！了解！』
腕に飛び込んで来る赤ハロを抱きながら寮のロビーへと向かった。
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アルマジロ(プロフ) - 雛さん» コメントありがとうございます。楽しく読めれる作品を作れて嬉しいです。また、次回作でお会い出来ることを願っています。 (7月21日 11時) (
レス) id: a2e34baed4 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - お疲れ様でした。いつも楽しく読ませて頂いておりました。次回作もあれば楽しみにしております。ありがとうございました！ (7月18日 13時) (レス) id: 41047c8144 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (5月29日 19時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
リル - いつも見ています！最高です！これからもお願いします！ (5月29日 18時) (レス) @page5 id: 92d48ed5dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年5月27日 19時
