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−Forty Seven− ページ48

上空に浮上すると無人機が反応しこちらに向かって来る。

「墜ちろ」

声と共に無人機のカメラアイが暗くなり荒野に落下した。

ノレア「何者なんですか。前回の時もいた」

「早くしないとルブリス・ウルのパイロット、ヤツに殺されちゃいますよ?」

大きく穴の開いた場所を見上げて言う。

ノレア「その前に貴方が何者か教えて下さい」

宙域が青く輝く。

流石に危機感を感じたのかルブリス・ソーンは戦術試験区域を飛び出して行った。

『A様』

隣にベギルベウが来るので意識を自分の体に戻す。

「んー!」

背伸びをしながらハッチから出てハリィラネルの手を伝いコックピットの中に青ハロと共に入る。

「ベギルベウはコンテナに収納」

『承知しました』

「その後は、地球に向かう」

青ハロをセットし、宙域に飛び出す。

エアリアルのビットがルブリス・ウルに向いていた。

そしてスレッタの悲痛な叫びが聞こえる。

『やぁ、月の王』

「エリクト・サマヤ」

スレッタに似た女の子が天全周囲モニターに映る。

「死んだのね。パイロット」

『うん、耐えきれなくてね。あれに耐えれるのは僕と君だけだね』

何を考えているのか分からないこの気持ち悪さにスティックを握る手に力が入る。

『羨ましいな。君は干渉出来るんだもん。ねぇ、超個体のA・アン・サシュー』

「怒らないでハリィラネル」

自動で動こうとするのでスティックを撫でる。

『今後、僕達の計画を邪魔するなら君でも殺す』

「計画次第では、私達も貴方達を殺す」

エリクト・サマヤは、笑い消えて行った。

「軌道エレベーターに向かう」

『了解!了解!』

エアリアルからスレッタが出て来ているのを横目に見ながらこの場から離脱した。

クワイエット・ゼロ。

デリング・レンブランが眠ってしまっている今、この計画を知っているのはあの女とエリクト・サマヤ。

そしてデリング・レンブランは、21年前ヴァナディース事変を起こした。

「あの女は、何を企んでいる」

見えて来る軌道エレベーターに向かって言葉を吐きだした。

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アルマジロ(プロフ) - なるのぎさん» 初めまして!グエルくんオチの作品少ないですよね…私もグエルくん推しです!ご希望に添える作品になれるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いいたします! (5月20日 19時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
なるのぎ(プロフ) - グエル推しなので、凄く嬉しいです!😭これからも更新、頑張って下さい。応援してます! (5月20日 18時) (レス) id: 9a1c05d315 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アルマジロさん» ファイト〜〜〜!! (5月17日 16時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 舞さん» 初めまして!コメントありがとうございます!分かりにくい点など出てくるかと思いますが精一杯頑張りますのでよろしくお願いします! (5月17日 16時) (レス) id: a2e34baed4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (5月17日 16時) (レス) @page20 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルマジロ | 作成日時:2023年5月16日 23時

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