−Twenty Six− ページ27
重たいハッチを開けて外に出る。
「よいしょ」
上を見上げると大きな傷が目立つディランザの頭部と暗雲が晴れ雲の多い青空が見えた。
ブレードアンテナの羽根飾りの1枚が緩やかな風に乗って私の元へと舞い落ちて来る。
両手で受け取り抱きしめるように胸元に寄せた。
「ありがとう」
何かが破裂した様な音に閉じていた瞼を開けたその時、戦術試験区域にコンテナが4つ運ばれて来た。
電波妨害が無くなったのか私の生徒手帳が震える。
ラウダからの通信だ。
ラウダ「今から僕と兄さんとそっちに向かう」
「いい」
ラウダ「何を言って…」
「私の決闘だから邪魔はしないで」
ラウダ「いくら君でもハインドリー4機との戦闘は厳しい」
「そんなの私自身が一番分かってる」
ラウダ「だったらどうして」
「離れたくないから」
ラウダとの通信を切る。
次にエランに通信を繋げた。
「決闘は、このまま続行で」
エラン「分かった」
再度、空にDUELの文字が浮かび上がる。
コックピット内に戻ろうとすると流通路を通って小さなドローンが何かを運んで来る。
箱を受け取ると中から出て来たのは、私専用の青ハロ。
耳を上下に動かしている青ハロと共にコックピット内に戻る。
シートに腰を下ろす。
「ジャミングはどうなった」
『ハリィラネルのジャミングにより現在復旧！復旧！』
「了解」
目を閉じると意識が溶け込む感覚がする。
『敵接近！敵接近！』
青ハロの声に目を開け、足元のペダルを踏み込みホバーユニットで移動する。
刺さっている矛、ビームパルチザンを手に取りすぐに反転。
「おっもい！」
重量に機体が倒れないように右のスティックを両手で握る。
なんとか反転出来たと思えば目の前に四機の姿。
此処で経験値を積んだ君達と実践戦闘をしている私とじゃ力の差は目に見えてなんだよ。
左右のペダルを踏み込んだり、離したりし目にも止まらない速さでハインドリーの四肢をぶった切り頭部のブレードアンテナを真っ二つにする。
『ラスト！ラスト！』
「ラストォ！」
十字の先で頭部を貫き、離し、宙を舞う頭部のブレードアンテナを高く上げたビームパルチザンで叩き切った。
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アルマジロ(プロフ) - なるのぎさん» 初めまして！グエルくんオチの作品少ないですよね…私もグエルくん推しです！ご希望に添える作品になれるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いいたします！ (5月20日 19時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
なるのぎ(プロフ) - グエル推しなので、凄く嬉しいです！😭これからも更新、頑張って下さい。応援してます！ (5月20日 18時) (レス) id: 9a1c05d315 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - アルマジロさん» ファイト〜〜〜！！ (5月17日 16時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 舞さん» 初めまして！コメントありがとうございます！分かりにくい点など出てくるかと思いますが精一杯頑張りますのでよろしくお願いします！ (5月17日 16時) (レス) id: a2e34baed4 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (5月17日 16時) (レス) @page20 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年5月16日 23時
