検索窓
今日:10 hit、昨日:14 hit、合計:16,537 hit

〜30話〜 ページ31

蛇淵A @_____

夜あそびをご覧になってくださった皆さんはご存じの通り本日より私蛇淵Aは仕事復帰を順次していきます。この一ヶ月間ご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありませんでした。今後も変わらず仕事に一生懸命取り組んでいくので応援の程よろしくお願いします。

私の頭を祥太郎さんと大輔さんが押さえ3人が頭を下げている写真を付けて投稿しスマホをポケットにしまう。

「ふぅ」

病院へと戻るタクシーの中でゆっくりと息を吐く。

花江「疲れた?」

「体力的にだいぶ疲れました」

森久保「寝起きで動くからだぞ」

「だって…」

貴方の顔を見たかったんです。

森久保「花江もついて来なくて良かったんだぞ」

花江「いやぁ もし道中で何かあってからじゃ遅いんで念の為ですよ」

「本当にありがとうございます」

森久保「仕事復帰宣言したのは良いけど病院からOK貰ってからにしろよ?」

花江「森久保さん 蛇ちゃん 寝ちゃってます」













朝、独特の寒さに目を開けると白い天井が視界一杯に広がっている。

目を細めながら窓の方を見ると腕を組みながら船を漕いでいる祥太郎さんの姿。

私はゆっくりと体を起こし寝ている祥太郎さんのくっきりと出来た隈を指で撫でた。

きっと私の事で寝れていなかったのだろう。

大輔さんもメイクして薄くはなっていたけど隈あったし。

森久保「Aちゃん」

2人には感謝しきれないなぁ。

森久保「おーーい Aちゃん」

「‥‥あ!祥太郎さん お、おはようございます」

すぐに手を引っ込める。

森久保「おはよ〜」

大きなあくびをしながら背伸びをする姿はライオンみたいだ。

森久保「帰り大変だったんだからね」

「私 タクシーの中で寝ちゃってましたか?」

タクシー乗った事は覚えているが病院に着いた記憶は一切無い。

森久保「うん それは全然良いんだけど足の傷開いてたみたいで病院の先生とか看護師さんに滅茶苦茶怒られたんだからね」

「うぅ…すみません」

森久保「別にそんな事はどうでも良いよ Aちゃんが生きてれば」

膝の上に乗った手を握る祥太郎さんの手は少しだけ震えていた。

怖かったんだろうか。

私が死ぬことが。

それは後輩だから?

〜31話〜→←〜29話〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
91人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユリア(プロフ) - アルマジロさん、お返事ありがとうございます。これからも頑張ってください!応援してます(^▽^)/ (2022年12月29日 15時) (レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ユリアさん» 初めてまして!コメントありがとうございます。素敵な作品と言っていただけて作者とても嬉しい限りです!読んでくださってありがとうございました! (2022年12月28日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - とってもいいお話でした!この後の物語がどうなって行くのか色々と想像してしまいます!素敵な作品をありがとうございました(^▽^)/ (2022年12月25日 12時) (レス) @page46 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 豆腐さん» いつもコメントありがとうございます!これからも更新頑張りますので見て頂けたら嬉しいです!今後もよろしくお願いします。 (2022年6月16日 19時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - アルマジロさんが書く森久保さんや浪川さんのお話が大好きで更新される度にワクワクしながら読ませて頂いていました!次の作品も読ませていただきますが一先ずお疲れ様でした!! (2022年6月13日 20時) (レス) id: d034a9fa72 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アルマジロ | 作成日時:2021年12月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。