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〜40話〜 ページ41

ルウ「A〜」

「はーい!」

最後の1口を飲み終わった所で、ルウさんに呼ばれるのでお皿片手に厨房に行く。

ルウ「コレ お頭の所に持って行ってくれないか?」

「良いですけどお頭忙しいんですか?」

ルウ「今日まだ顔見てねェから‥‥」

「あ〜いつもの二日酔いですね」

苦笑いするルウさんからお頭用のスープとパンを受け取り、食堂を出た。

零さない様に、船長室の扉をノックするが中から返事は返って来ない。

片手でドアノブを回すと開くので、すぐに体を滑り込ませ中に入る。

ベットサイドにあるテーブルにスープとパンを置く。

「お頭〜朝食持って来ましたよ!」

大きな声で、丸まっているお頭に声を掛けるが返事は無し。

相当、熟睡しているみたいだ。

ベットに腰掛けて、お頭の顔を覗くと眉間に皺が寄っていた。

微かに唸っている声も聞こえる。

ホン「きっとお頭の事だから俺達には隠すがお前は気づいて傍にいてやってくれ」

腕を失ってすぐの時に、ホンゴウさんが私に言った言葉が頭に過ぎる。

幻肢痛。

それは、あるはずもない手足に痛みが出る病。

ブーツを脱ぎシーツの中に入る。

失くしてしまった左腕を優しく撫でた。

「大丈夫ですよ お頭」

何度も、同じ言葉を言い続けていると眉間に寄っていた皺は消えるのでシーツから出る。

「お頭」

シャン「‥‥‥…ん」

瞼が開く。

まだ、眠そうな目が顔を出す。

「おはようございます ルウさんが温かいスープ作ってくれましたよ 少し冷めてると思いますが」

何か言いたげなお頭が口を開いて辞めた。

「痛かったら私が何度でも抱きしめますから」

お頭はそっと自分の左腕を右手で握り締める。

シャン「悪いがスープ食べさせてくれないか」

確かにテーブルが無い此処では、1人で食べるのは難しい。

「仕方ないですねー」

スプーンに1口分のスープをすくい、お頭の口元に近づける。

鋭い犬歯が見えるとスプーンごと食べられた。

シャン「もう島に着くのか?」

「そうですね スネイクさんの話によると今日中には着くそうです」

シャン「そうか」

「それまで此処にいますから寝てて良いですよ」

確かそこの本棚に天体の方隠してあったはず。

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作者名:アルマジロ | 作成日時:2022年9月17日 23時

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