−9話ー ページ10
シャン「そうやって笑うんだな」
昨日、シャンクスさんに言われた一言が何故か頭の中を回っていた。
「いたっ」
針が指先に刺さりぷっくりと血が出て来るので指を咥えると船の碇が降りる音が聞こえた。
すぐに小さな足音が聞こえ、私の部屋の扉を足音の主が開ける。
ウタ「A！着いたよ！」
「そうみたいね シャンクスさん達のお手伝いして来な？」
ウタ「え〜Aまだ動いちゃ駄目なの？」
ベン「動いちゃ駄目なんだとよ」
ウタちゃんの後ろに立っているベンさんが言う。
「ごめんね」
ウタ「じゃあさ ベンさんにおんぶして貰って外行こうよ」
「え」
ベンさんの方を見るとベンさん自身もウタちゃんの発言に驚いていた。
ベン「ウタ あのなぁ〜 ホンゴウに後で叱られるの俺なんだからな」
ホン「おんぶぐらいだったら良いぞ」
ウタ「ホンゴウさん！」
ホン「俺達は忙しいからな」
ベン「はぁ 分かった ほらA乗れ」
シャンクスさんより大きい背中が私に向けられるので慎重に乗る。
ウタ「やった〜！Aとやっと外に出掛けれる！」
ベン「少しだけだからな」
ウタ「は〜い！」
ベンさんの足元で嬉しそうにするウタちゃん。
廊下を歩いていると良い香りがするので視線を横に向けると食堂があり、船員さん達がご飯を食べていた。
その中にシャンクスさんの姿もある。
こちらには気づいていない様子。
ヤソ「よォ 飯食いに来たのか？」
入り口近くでご飯を食べていたヤソップさんが私達に気づく。
ウタ「違うわよ 今からAと島に降りるの！」
―――――――カシャンッ。
何かが落ちる音が聞こえ、視線をそちらに向けるとシャンクスさんがスプーンを落としていた。
ヤソ「ふぅ〜ん 気を付けてな」
ウタ「うん！ベンさん 行こう」
ベン「あァ」
「シャンクスさんに許可とか取らなくて良かったんですか？さっきのシャンクスさんの顔的に駄目だったぽいですし…」
ウタ「A ベンさんは副船長だよ 良いの！」
「本当に？」
ウタ「うん！」
「良いんでしょうか？」
ベン「構わねェよ」
甲板に出ると思ってた以上の太陽の眩しさに目が追い付かない。
ウタ「A見て！」
目を薄っすら開けるとそこには小さな村があった。
「此処がフーシャ村」
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アルマジロ(プロフ) - 凪さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しい限りです！ (2022年9月27日 21時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - コメント失礼します！シャンクス推しにはたまらない作品でした♡素敵な作品に出会えて嬉しいです！ (2022年9月23日 23時) (レス) @page49 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - showtimeさん» 初めまして！素敵なコメントありがとうございます！私には勿体ないお言葉本当に嬉しくてこれからも頑張る気力になります！本当にありがとうございます！ (2022年9月19日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - 初めまして！昼くらいから一気に読ませていただきました！REDやっと一昨日見れまして再熱しました！やっぱ推しは最強だなと思いつつアルマジロ様の推しが今まで読んだ中で最高にきゅんとさせられて悶えてます。笑 気長に続きを待たせていただきますね〜〜！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: e8c8ec7c21 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ちあきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！ちあきさんの心を掴めた作品になったようで私自身凄く涙が出そうなぐらい嬉しいです。ちあきさんのお言葉でこれからも頑張れますので温かく見守って頂けたら嬉しいです！ (2022年9月10日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2022年8月18日 21時
