−8話ー ページ9
シャンクスさんにされるがまま治療を受ける。
何処を見てたら良いか分からず自分の膝を見ていると傷口に消毒液が触れ、痛みに唇を強く噛む。
シャン「おいおい 今度は口から血出すなよ？」
「出しませんから早くして下さい」
激痛に意識がもっていかれそうになるのを必死に堪えているとノック音が部屋に響く。
ホン「俺だ」
シャン「おう 入って良いぞ」
ゆっくりと扉が開くと頬にガーゼを付けたホンゴウさんが入って来る。
ホン「ウタを守ってくれたんだってな」
「シャンクスさんが来てくれなきゃあの部屋で能力を使っていました」
シャン「そんなことしたらこの船沈むじゃねェか！」
「だから来てくれて良かったです‥‥ってシャンクスさん包帯締めすぎです！！」
シャン「おっと悪りィ 野郎共達とは違うんだった」
ホン「お頭 俺がやるんで甲板で指揮をとって下さい」
シャン「Aとは少し話がしたい事がある ベックの指示に従ってくれ」
ホン「分かりましたけど長話しないで下さいよ」
シャン「あァ」
話とは何だろうか。
ホンゴウさんとは違って少し不細工な蝶々結びが出来上がる。
「話とは何でしょうか？」
隣に座るシャンクスさんの顔を見ると笑われた。
シャン「そんな深刻な話じゃねェよ」
「ではどのような…」
シャン「A俺の船乗らないか？」
「嫌です」
沈黙。
「聞こえて無かったですか？嫌です」
固まっているシャンクスさんの頬を突く。
シャン「だっはははは！乗れよ〜！」
背中を叩かれる。
「嫌です！私は次の島でこの船を降ります！本業の仕立て屋として働きます」
シャン「賞金首なのにか」
「そ、それは何とか誤魔化して過ごします」
シャン「乗りたくなったら言えよ いつでも乗せてやるからな」
「だから乗らないって言ってるじゃないですか！もう！」
何度も続くやり取りに笑みが零れてしまう。
シャン「そうやって笑うんだな」
「え？」
シャン「いや此処に来た時からずっと不安そうな顔ばかりだったからよ」
どうやら緊張が顔に出ていたみたいだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 639人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルマジロ(プロフ) - 凪さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しい限りです！ (2022年9月27日 21時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - コメント失礼します！シャンクス推しにはたまらない作品でした♡素敵な作品に出会えて嬉しいです！ (2022年9月23日 23時) (レス) @page49 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - showtimeさん» 初めまして！素敵なコメントありがとうございます！私には勿体ないお言葉本当に嬉しくてこれからも頑張る気力になります！本当にありがとうございます！ (2022年9月19日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - 初めまして！昼くらいから一気に読ませていただきました！REDやっと一昨日見れまして再熱しました！やっぱ推しは最強だなと思いつつアルマジロ様の推しが今まで読んだ中で最高にきゅんとさせられて悶えてます。笑 気長に続きを待たせていただきますね〜〜！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: e8c8ec7c21 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ちあきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！ちあきさんの心を掴めた作品になったようで私自身凄く涙が出そうなぐらい嬉しいです。ちあきさんのお言葉でこれからも頑張れますので温かく見守って頂けたら嬉しいです！ (2022年9月10日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルマジロ
| 作成日時：2022年8月18日 21時
