−43話− ページ46
あの日、私の意識が飛んだのはシャンクスさんの覇気だと後日目を覚ました私に不機嫌なクロコダイルさんが教えてくれた。
それからは心にモヤモヤが残ったままダズさんのスーツ作りを開始した。
作っている間は没頭出来るから余計な事を考えなくて済んだが、ふとした瞬間にも頭に過ぎってしまう。
ついには貰ったピアスを外してしまった。
物には罪は無いが鏡を見た時にピアスが映るとあの時の光景がフラッシュバックするのだ。
また心が落ち着いたら付けようと思い小箱に仕舞った。
「出来た〜〜〜！！！」
最後の糸を切り終えた。
普通の男性よりも遥かに大きなスーツを作るのには骨が折れた。
「ダズさん！着て下さい！」
クロコダイルさんと何か話をしていたダズさんの所に持って行く。
ダズ「あァ」
クロ「忘れていないだろうな」
「クロコダイルさんのコートは明日にさせて下さい 今日はもう無理です〜」
机の上に突っ伏すとクロコダイルさんから溜息が聞こえた。
すぐ溜息ばっかつくんだから。
幸せ逃げちゃいますよって言いたいけど余計な事を言うとフックで刺されそうだから辞めておこう。
ダズ「ボスどうでしょうか」
部屋に戻って来るダズさんの声に顔を机から上げる。
「苦しい所とか無いです？」
ダズ「無い」
「クロコダイルさんどうでしょうか」
最終判断は目の前で葉巻を咥えている男だ。
クロ「悪くねェな」
よし。
心の中でガッツポーズをした。
ダズ「赤龍 晩飯は何が食いたい」
「赤龍ですけどAで良いですよ そうですね 海鮮炒飯で」
クロ「駄目だ」
「‥‥えぇ」
クロ「俺達はこれから出る 適当に食って留守番しとけ」
そう言うとクロコダイルさん達は出て行ってしまった。
「ちぇ」
仕方が無い。
1人、寂しく何か作ろう。
別部屋にあるキッチンに移動しようと席を立つと窓が鳴る音が聞こえた。
鳥かなと思い振り返ると人の手と見知った髪の先端が見える。
すぐに窓に駆け寄って開く。
「毛先見えてましたよ ホンゴウさん」
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アルマジロ(プロフ) - 凪さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しい限りです！ (2022年9月27日 21時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - コメント失礼します！シャンクス推しにはたまらない作品でした♡素敵な作品に出会えて嬉しいです！ (2022年9月23日 23時) (レス) @page49 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - showtimeさん» 初めまして！素敵なコメントありがとうございます！私には勿体ないお言葉本当に嬉しくてこれからも頑張る気力になります！本当にありがとうございます！ (2022年9月19日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - 初めまして！昼くらいから一気に読ませていただきました！REDやっと一昨日見れまして再熱しました！やっぱ推しは最強だなと思いつつアルマジロ様の推しが今まで読んだ中で最高にきゅんとさせられて悶えてます。笑 気長に続きを待たせていただきますね〜〜！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: e8c8ec7c21 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ちあきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！ちあきさんの心を掴めた作品になったようで私自身凄く涙が出そうなぐらい嬉しいです。ちあきさんのお言葉でこれからも頑張れますので温かく見守って頂けたら嬉しいです！ (2022年9月10日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2022年8月18日 21時
