−37話− ページ40
マルコさんに花束を渡し、今度は私がしゃがんで花束を置くマルコさんに傘を差す。
マルコ「ありがとうな」
「いいえ」
マルコ「親父 エースまた来るよい」
雲の隙間から太陽の光が漏れ出して海を所々照らしている様子を眺めみていると1羽の鳥がこちらに向かって飛んで来たと思えばマルコさんの肩に止まった。
鳥の嘴に挟まれている紙を受け取るとすぐに鳥は羽ばたいて行く。
丸まっている紙を広げる。
横からマルコさんが覗く。
マルコ「何だ Aに仕事の依頼かよい」
「そうみたいですね」
紙の匂いを嗅ぐ。
微かに残っている香水と葉巻の匂い。
書かれている綺麗な文字を指先で撫でる。
マルコ「この島はかなり海賊達の出入りが激しいからくれぐれも気を付けるんだよい」
「心配しないで下さいよ」
マルコ「そうだったな 億の賞金首の皇女様」
「もう！またそうやって私の事をからかうんですから」
隣で傘を差してくれているマルコさんの横腹に肘で突く。
マルコ「また土産話楽しみにしてるよい」
家に近づくにつれ、軒下に小さくなっている子供達の姿を見つける。
向こうも私達の姿に気づくと軒下から飛び出して来た。
「「A〜！マルコ〜！」」
「こらこら風邪引いちゃうでしょ」
「「今日雨降ってるから絵本読んで！」」
「「え〜僕はマルコの冒険の話聞きたい」」
マルコ「今日は俺の冒険の話だよい Aは仕事だ」
「「また遠くに行っちゃうの？」」
「うん ごめんね」
1人の女の子の頭を撫でる。
「皆にはパイナップルのケーキ焼いてあるからマルコさんと一緒に食べてね」
「「やったーーーーーー！！」」
マルコ「いつも悪いな」
「子供達をお願いしますね」
「「はい！コレでしょ？」」
「ありがとう」
他の島に行く時に使っているショルダーバッグを受け取る。
中には愛用の道具達、肩にかけて壁に立て掛けてある槍を手にした。
「「行ってらっしゃいーーーっ！！」」
「行って来ます〜！！」
手を振ってくれている皆に手を振りながら駆ける。
魔法使いが箒に乗る様に槍の上に立って乗り、炎を一気に放出し飛ぶ。
高い崖を超えると何処までも広がっている海が見える。
「天気が良ければ最高だったのに〜」
そう呟き、目的地の島に向かう。
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アルマジロ(プロフ) - 凪さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しい限りです！ (2022年9月27日 21時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - コメント失礼します！シャンクス推しにはたまらない作品でした♡素敵な作品に出会えて嬉しいです！ (2022年9月23日 23時) (レス) @page49 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - showtimeさん» 初めまして！素敵なコメントありがとうございます！私には勿体ないお言葉本当に嬉しくてこれからも頑張る気力になります！本当にありがとうございます！ (2022年9月19日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - 初めまして！昼くらいから一気に読ませていただきました！REDやっと一昨日見れまして再熱しました！やっぱ推しは最強だなと思いつつアルマジロ様の推しが今まで読んだ中で最高にきゅんとさせられて悶えてます。笑 気長に続きを待たせていただきますね〜〜！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: e8c8ec7c21 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ちあきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！ちあきさんの心を掴めた作品になったようで私自身凄く涙が出そうなぐらい嬉しいです。ちあきさんのお言葉でこれからも頑張れますので温かく見守って頂けたら嬉しいです！ (2022年9月10日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2022年8月18日 21時
