−19話− ページ20
ベン「お頭」
シャン「ベック ウタはここに置いて行く」
「え」
訳も分からないままシャンクスさんからウタちゃんを受け取る。
ベン「分かった 安全な場所に避難させて来よう」
ゴード「シャンクス すまない」
何処からか大怪我をした1人の男性が現れる。
きっとこの男性がここの島を治めていたのだろう。
シャン「A 悪いがベックと一緒に行ってくれねェか」
ゴード「此処からすぐの大聖堂近くに小屋がある」
言われた通りにベンさんと小屋に向かう。
小屋の中にあるベットにウタちゃんを寝かせる。
「ウタちゃん いつか私が作った衣装着てね」
堪えていたはずの涙がウタちゃんの頬に落ちた。
ベン「A」
「元気でね ちゃんと野菜食べるんだよ」
雑に涙を拭って小屋を出るとシャンクスさんがいた。
思っていた以上に火の手が早くすぐそこまで来ている。
「少しだけ離れていて下さい」
2人が私から距離をとったところで息を大きく吸い込むと火が私の方に向かって来るので飲み込む。
こんなにも火を吸い込んだことがないから体温が急激に上がって私自身も燃えそうだ。
口元が痛くなってきた頃には火の海だった街は闇に変わった。
「ゴホッ…ケホ…」
深呼吸をした途端にむせた。
闇の中に点滅している光を見つける。
ベン「海軍か」
シャン「行くぞ」
振り向きたい気持ちだけど振り向かず歩きだすと、視界がぼやけだして前を歩くシャンクスさんや周りの木々が歪みだすと意識が朦朧としだし小石に躓いて体が前に傾く。
地面にぶつかると思った時には体が宙を浮いて、気づけばシャンクスさんの腕の中。
そこから船に着いた記憶は無く、次に目を覚ましたら何日間も過ごした部屋のベットに私は寝ていた。
視線を窓に向けると額にのっていた乾いた布が落ちる。
窓際には海賊の男達には似合わない高そうな白地にネリネの様な花が描かれている花瓶が1つ。
でも、もうそこには花は一輪もない。
そしてこれからもそこには、花が生けられることない。
「私もまた会う日を楽しみにしてるよ」
ネリネの花言葉は、また会う日を楽しみに。
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アルマジロ(プロフ) - 凪さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しい限りです！ (2022年9月27日 21時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - コメント失礼します！シャンクス推しにはたまらない作品でした♡素敵な作品に出会えて嬉しいです！ (2022年9月23日 23時) (レス) @page49 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - showtimeさん» 初めまして！素敵なコメントありがとうございます！私には勿体ないお言葉本当に嬉しくてこれからも頑張る気力になります！本当にありがとうございます！ (2022年9月19日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - 初めまして！昼くらいから一気に読ませていただきました！REDやっと一昨日見れまして再熱しました！やっぱ推しは最強だなと思いつつアルマジロ様の推しが今まで読んだ中で最高にきゅんとさせられて悶えてます。笑 気長に続きを待たせていただきますね〜〜！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: e8c8ec7c21 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ちあきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！ちあきさんの心を掴めた作品になったようで私自身凄く涙が出そうなぐらい嬉しいです。ちあきさんのお言葉でこれからも頑張れますので温かく見守って頂けたら嬉しいです！ (2022年9月10日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2022年8月18日 21時
