−1話− ページ2
――――――――バンッッ！！
仮眠室の扉が強く開く。
「「た、大変です！お頭！！！」」
シャン「こんな朝っぱらからなんだってんだ」
ウタ「シャンクスー！でっかい海王類が海に浮かんでるよ！」
船員の足元からウタが覗いて言う。
シャン「はぁ！？」
ウタの発言に大きな声を出し、年季の入ったハンモックから降り仮眠室から飛び出る。
甲板に出ると船員達は身を乗り出して海を見ていた。
ルウ「これ食えるのか」
ベン「どうみても死んでるから食えねェだろ」
シャン「悪い 見せてくれ」
2人の間から海面を見るとそこには昇ったばかりの朝日に照らされて光り輝く赤い鱗の龍がいた。
ウタ「凄い綺麗な海王類だね」
シャン「A」
無意識に口ずさんだ名前に反応するかの如く目を開けた龍に船員達が武器を構える。
ウタ「シャンクス？」
ベン「お頭コイツの事知ってんのか？」
シャン「え」
ラッキー「今名前呼んだ」
ウタ「まさか無意識に名前付けたの？」
重たそうな巨体が水面から離れると水飛沫が甲板に雨を降らす。
顔についた水滴を拭っていると何処からか銃声音。
銃弾は龍の体に当たるが鱗があるおかげか傷は一切つかない。
「「敵襲だ！！」」
声のする方向を見ると髑髏のマークが描かれた旗を持つ船が一隻。
海賊だ。
龍は血が滴る口を開けて海賊の船を向くと豪快な炎を吐き出した。
肌が焼けそうにな熱風。
炎の色が青色に変わると龍の口から大量の血が吐き出され再び水面に倒れるが今度は様子が違った。
みるみるうちに龍の鱗が剥がれ落ち、その中に銀色の髪をもつ人影が見える。
ヤソ「お頭！？」
甲板から海に飛び込んだ。
海底に吸い込まれる様に沈んでいく体を抱き抱え水面に上がろうとするが海王類がこちらに迫って来ていた。
サーベルを構えようと腰に手を持っていくがサーベルが無いことに気づく。
しまった。
絶体絶命の危機に腕の中にいた人物は俺の手を振りほどいて再び龍の姿に変化し、海王類の首に鋭い牙で噛みつき食いちぎる。
シャン「プハッ！ハァ…ハァ…」
海面に上がると目の前には龍。
赤い瞳と見つめ合っていると大きな爪が俺に降りかかる。
反射的に目を瞑ると体が浮く感覚がした。
ウタ「シャンクス！」
瞑っていた目を開くと俺は甲板に降り立っていた。
後ろで重たい音が聞こえ振り返ると海中で見た人物が倒れていた。
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アルマジロ(プロフ) - 凪さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けて凄く嬉しい限りです！ (2022年9月27日 21時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - コメント失礼します！シャンクス推しにはたまらない作品でした♡素敵な作品に出会えて嬉しいです！ (2022年9月23日 23時) (レス) @page49 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - showtimeさん» 初めまして！素敵なコメントありがとうございます！私には勿体ないお言葉本当に嬉しくてこれからも頑張る気力になります！本当にありがとうございます！ (2022年9月19日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - 初めまして！昼くらいから一気に読ませていただきました！REDやっと一昨日見れまして再熱しました！やっぱ推しは最強だなと思いつつアルマジロ様の推しが今まで読んだ中で最高にきゅんとさせられて悶えてます。笑 気長に続きを待たせていただきますね〜〜！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: e8c8ec7c21 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ちあきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！ちあきさんの心を掴めた作品になったようで私自身凄く涙が出そうなぐらい嬉しいです。ちあきさんのお言葉でこれからも頑張れますので温かく見守って頂けたら嬉しいです！ (2022年9月10日 20時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2022年8月18日 21時
