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体を貫通している鬼の腕を見た瞬間に自分の中にある何かが切れた音がした。
A＞ぁぁぁああああああ
無我夢中で鬼に向かって走り頸を斬ろうとしたが鬼は腕を千切り森の中に走って行った。
その背中を追いかけた。
A＞逃げるなぁ！！！！
逃げ足が凄く早くて小さくなっていく背中。
段々と視界が涙で歪む。
私が‥‥死ねば良かった。
どうして。
あの人が死ななきゃいけないんだ。
羽織の袖で涙を拭いながら来た道を歩いて戻ると涙を流している炭治郎の姿。
A＞炭治郎
名前を呼ぶと炭治郎がこっちを向く。
炭治郎＞A 煉獄さんが‥‥
優しい顔をして目を瞑っているがその周りに出来た血溜まりを見た瞬間に悟った。
もう煉獄杏寿郎は死んだのだと。
強く拳を握ると胸倉を掴まれた。
炭治郎＞どうして動かなかったんだよ！！！
A＞ッ！！
炭治郎＞Aならあの状況をどうにか出来ると思ってた！
善逸＞お、おい！やめろって炭治郎！！お前らしくないよ どうしちゃったんだよ
炭治郎＞何とか言えよ！！！
炭治郎の頭突きをくらうと共に意識が遠のいていく。
最後に見えたのは頭の黄色い少年の慌てている様子だった。
「‥‥…姉さん‥‥お‥‥姉さん！ お姉さんってば！！！」
小さい男の子が私の体を揺さぶって行った。
「凄い魘されてたけど大丈夫？」
A＞あ、うん 大丈夫だよ
何が起こっている。
鬼血術か。
いや、術に掛かっている事は無い。
じゃあどうしてまたここに戻って来ているんだ。
席を立ち前方に向かう。
扉を開けて行く。
A＞いない
次の車両の扉を開ける。
A＞ここにもいない
次を開けると目立つ髪が見えた。
ゆっくりとその人物に近づく。
煉獄＞そうか 溝口少年も鬼屋敷Aを知っているのか！
炭治郎＞はい！まさか…鬼殺隊に入っているとは知らなかったですけど
煉獄＞俺もだ！だが彼女の剣技は素晴らしいものだと他の隊士が言っていた！
炭治郎＞そうなんですね 帰ったら二人でAの所に行きましょう！
煉獄＞うむ！ 俺は彼女に謝らなきゃいけないことがあるからな！
謝るのは私の方なのに。
どうして貴方が謝るの。
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アルマジロ(プロフ) - 心さん» こんばんわ コメントの方ありがとうございます 更新の方 精一杯頑張らせて貰いますので今後も見て頂けたら嬉しい限りですのでよろしくお願いします。 (2021年1月16日 20時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - こんばんわ☆読ませて頂きました！切ないけどどうなるの？！というドキドキと、続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2021年1月15日 17時) (レス) id: cc2d25f665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2021年1月10日 21時
