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午前の授業が終わり美術室を出て行く生徒達に手を振る。
宇髄＞腹減ったぁぁぁあああ
A＞今日も食堂？
宇髄＞あぁ Aは今日も弁当か？
A＞うん
午後のクラスの準備だけをして美術室を出て再び準備室に戻る。
もちろん宇髄さんは食堂に直接行くから準備室の前で別れた。
リュックの中からお弁当箱を取り出して皮張りのソファに腰掛けて風呂敷きを解くと扉が開く音と誰かが入って来る足音が聞こえる。
宇髄さんが何か忘れ物でもしたのだろうか。
煉獄＞宇髄！
部屋に響いた大きな声。
そして見えたその姿に驚いて左手に持っていた箸を落とした。
煉獄＞君はあの時の！
A＞本当にすみませんでした
煉獄＞あの時も言っただろう大丈夫だと！
確かに当たったであろう高い鼻も別に曲がったりはしていない。
A＞宇髄さんなら食堂に行かれましたけど何かありましたか？
煉獄＞昼飯を一緒に食べる約束をしていたんだがな！
目の前にいる先日ドアで轢いた人の腕には沢山のパンが抱えられていた。
どうしたらいいか分からなく困っているとその人は私の前に座った。
煉獄＞仕方が無い！ここで食べてもいいだろうか！？
A＞どうぞどうぞ！あ、お茶かコーヒー…紅茶もあるんですけど飲みますか？
煉獄＞茶を頂こう！
A＞すぐ用意しますね
落としてしまった箸を持って給湯室に小走りで向かった。
お湯を沸かしている間に棚に仕舞ってある高級玉露の茶葉を急須に入れゆっくりとお湯を入れて湯吞みと共に再び戻るとその人は書類を読んで待っていてくれたみたいだ。
A＞お待たせしました
煉獄＞すまない ありがとう！
高校男児が好きそうなパンにかぶりついたのを確認してから自分もお弁当の蓋を取ると小さく歓喜が上がった。
煉獄＞料理得意なのか？
A＞人並みには出来る程度ですよ 大体は夜ご飯の残りが多いですけど お茶は濃い方がいいですか？
煉獄＞気分的にはあまり濃くない方がいい！
そう言ったので急須を手に持って軽く急須を廻して湯吞みに注ぐ。
煉獄＞そう言えばまだ自己紹介をしていなかったな ここの学園で歴史の教師をしている煉獄杏寿郎だ！
来週からこの人の補助なのか。
熱血過ぎて自分が灰にならないか心配だ。
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アルマジロ(プロフ) - ひまわりさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからも見て下さったら嬉しいです！ (2020年11月22日 10時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - こんばんわ☆このむずきゅんな感じとか隣の方のちょっと怪しい感じとか・・・もう色々含めて楽しみです！頑張ってください(^^) (2020年11月21日 23時) (レス) id: 1fdc11ed3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2020年11月20日 0時
