華よ咲け【煉獄杏寿郎】

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土曜日も別にいつも通りだった。

日曜日の今日はどうだろうかと考えながらもお客さんの施術を終えた。

A＞ありがとうございました！

「またお願いします〜！」

「Aちゃん 飴ありがとう！」

A＞いいよ〜 またおいでね

お客さんのほとんどは主婦さんが多くお子さんを連れて来る人もいる。

手を振りながらエレベーターに乗って行く姿を見守る。

確か次のお客さんは15時からだったな。

A＞わっ！！

後ろを振り返ったら煉獄先生がいた。

煉獄＞自宅で何かしているのか？

A＞あ、あぁ 私 こう見えてネイリストなんです

煉獄＞ネイルとは…爪か！

A＞そうです 煉獄先生はどこかに行かれるんですか？

私服だ。

もしかしたら彼女とデートとか？

煉獄＞今日は弟がうちに来るんだ それで今から駅に迎えに行く所だ！

A＞あ、そうなんですか

煉獄＞でもまだ来る時間帯には少し早いから駅前でランチを食べようと思っていたんだが星宮さんも来るか！？

A＞え゛！

煉獄＞次にもお客さんがいるか…

A＞ちなみに弟さんが来るのは何時なんですか？

煉獄＞14時だ！

後1時間か。

ここから駅前までは10分。

A＞私もお昼まだなんでご一緒してもいいでしょうか

煉獄＞もちろんだ！

A＞少し待っていて貰えますか？荷物だけ持って来ます

大きく頷いたのを確認してから部屋の中に戻って財布とスマホを手に持ってエプロンを作業スペースの椅子に掛けて部屋を出た。

「あ、こんにちは〜」

タイミングよく隣の人が部屋に戻って来ていた所だった。

A＞こんにちは あ、この間 飲み物ありがとうございました

「全然大丈夫ですよ！」

A＞行きましょうか

少し不思議にこちらを見ている煉獄とエレベーターに乗る。

煉獄＞彼は？

A＞私の隣の部屋の方です 金曜日の日にランニング終わりにドアに飲み物が掛けてあって

煉獄＞そうか 凄く良い人なんだな！

A＞そうですよね

煉獄先生が言うなら大丈夫か。

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