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深く深呼吸する。
A>お久しぶりです 槇寿郎さん Aです 中に入ってもよろしいでしょうか
小さくだが声が聞こえた。
中に入ると布団が敷かれそこに横になっている槇寿郎さんがいた。
千寿郎>炭治郎さん あの方は
竈門>次の柱になる人が来るまでの柱代行らしくて今は炎柱が空席だから今回そこに入ったんだ
千寿郎>そうだったんですね 俺てっきり炭治郎さんが兄上の継子を辞めてしまわれるのかと思って
竈門>そんな!俺は杏寿郎さんの継子になるって決めたから裏切るような事はしないよ!
千寿郎>そうですよね
竈門>俺と任務に行ってくれるそうだ
千寿郎>それはとてもいい経験になりそうですね
竈門>うん
ここで玄関の扉が開く音が聞こえた。
千寿郎くんと二人で玄関の方に行くと杏寿郎さんだ。
杏寿郎>誰か客人でも来ているのか?
女性物の草履を見て言う。
千寿郎>新しく炎柱になった方で確か天城Aさんでしたよね
竈門>はい これからAさんの任務に俺が同行する事になってそれで今います
千寿郎>兄上?
杏寿郎>悪いもう一度名前を教えてくれないか
竈門>天城Aさんです
千寿郎>あ、兄上!?どこに!
勢いよく廊下を歩く杏寿郎さんを二人で追いかける。
杏寿郎>その人は今どこに
千寿郎>父上と話をされています どうしたのですか?
槇寿郎さんの部屋の前に着くと中から聞こえて来る声に驚いた。
笑い声だ。
隣にいる杏寿郎さんと千寿郎くんを見るともっと驚いていた。
驚くのも分かる。
槇寿郎さんが柱を辞めてしまっったのは剣士としての苦悩とこの二人の母であった瑠火さんの死が重なってだ。
二人にも凄く冷たく当たっていたのを俺も目にして喧嘩になった。
なのに今部屋から聞こえる声は優しい。
A>どうぞ 中へ
襖が開くとAさんが顔を出した。
固まってしまっている二人。
竈門>Aさん 話が終わったら座敷の方に来て下さい
A>分かりました
俺は固まっている二人の手を引いて座敷に戻った。
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作者名:アルマジロ | 作成日時:2020年11月1日 23時