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恋雪>狛治さんなら大丈夫ですよ

前世俺の目の前に現れ俺を殺した男の背中を見ていると声を掛けられた。

恋雪>初めまして狛治さんの妻の恋雪です

煉獄>煉獄杏寿郎です

目の前に座った可愛らしい女性。

恋雪>Aちゃんの事 大好きなんですね

煉獄>彼女は特別なんだ

今世では幸せに生きて欲しい。

恋雪>そうですか Aちゃんに煉獄さんが想っていること伝えないんですか?

煉獄>職業的には今の彼女には恋愛とかが邪魔なんじゃないかと思うんだ

恋雪>確かにAちゃんのお仕事は大変ですし海外とかにもよく行きますからね

煉獄>あぁ

グラスに残ったシャンパンを飲む。

恋雪>でも邪魔なのかどうかはAちゃんには聞いていないですよね

煉獄>俺の勝手な決めつけだな

恋雪>だったら一度聞いてみたらどうですか?もし邪魔と言われても想い続ければきっといつか想いは伝わりますよ

煉獄>それでも嫌われたらお終いだ

恋雪>大丈夫です

自信に満ちた眼差しに言われると頷くことしか出来なかった。









A>煉獄さん 今日はありがとうございました!

煉獄>こちらこそ夕食までご馳走して頂いてありがとう

A>いえ!煉獄さんはあっちですか?

電車のホームがある方を指指す。

煉獄>あぁ 京さんは反対方向か?

A>はい 向こうです

煉獄>またお店に行く!

A>クリスマスが近いので凄く混むと思いますけど是非来て下さいね

煉獄>あぁ!

手を振って煉獄さんと別れ自分のホームに行く。

結局チケットは渡せなかった。

反対のホームに煉獄さんが立っている。

本当にかっこいいな。

「ねぇ 姉ちゃん」

振り向くと自分よりも少し年下の二人組の男がいた。

「やっぱりそうだ 京 Aだ」

「写真の顔も可愛いけど生で見るともっと可愛いな」

「どっか行ってたの?この後暇なら俺達と遊ばない?」

A>大丈夫です

「えぇ ノリ悪いな〜」

「いいじゃん ね?」

腕を強く掴まれるとドレスの上に着ていたボレロが落ちる。

「エッロ!俺 連れて帰るわ」

A>離して下さい お願いします

私の腕を掴んでいた手が別の手に掴まれる。

「んだよ!!」

煉獄>嫌がっているだろう

腕を掴んでいた手が離される。

タイミング良く電車が来ると煉獄さんは私の手を掴んで後方の車両に乗った。

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作者名:アルマジロ | 作成日時:2020年12月9日 20時

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