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A>今日はありがとうございました
煉獄>こちらこそこんなお店を用意して貰ってありがとう
二つのグラスが鳴る。
シャンパンを飲んでいる煉獄さん。
あぁ、この世に鬼がいない平和な世界になっていて良かった。
私が死んだ後にきっと誰かが倒してくれたのだろうか。
煉獄>京さん?
A>あ、すみません 少しボーっとしてました
シャンパンを飲む。
A>そう言えば煉獄さんも狛治さんとお知り合いだったんですね
煉獄>あぁ
また不機嫌になった気がする。
それから恋雪ちゃんは順番に料理を運んで来てくれた。
恋雪>そう言えばクリスマスのケーキ 今年はどんなの?
A>これにするの 恋雪ちゃんは狛治さんに作ってあげるの?
恋雪>今年はね 狛治さんが作ってくれるの
A>へぇ〜! 狛治さんが作るんですか?
最後のデザートを運んで来た狛治さんに問いかける。
狛治>あぁ その事なんだが少し作り方を教えて欲しい
A>私でよければ全然教えますよ
恋雪>じゃあ Aちゃん デザート食べたら少しカウンターで狛治さんと話しな!
A>煉獄さん お時間は大丈夫でしょうか
煉獄>問題ない!
A>ありがとうございます 恋雪ちゃん 煉獄さんのお話相手になってくれる?
恋雪>勿論!
デザートを食べてからカウンターに行くと隣に狛治さんが座る。
A>どんなケーキ作るんですか?
狛治>お前 杏寿郎の事 好きなのか
A>え
狛治>好きなのかと聞いている
A>好きですけど‥‥
狛治>どうせお前の事だ 伝えないつもりなんだろう
A>なっ! 狛治さん エスパーかなんかですか?
そう言うと頭にチョップが飛んでくる。
A>イテテテ だって私じゃ釣り合わないじゃないですか
狛治>勝手に決めつけただけだろう そんなもの
A>煉獄さんにはもう少し綺麗な人がお似合いって言うか
狛治>これやる
A>なにこれ
狛治>近くのテーマパークのペアチケットだ
A>恋雪ちゃんと行けば
狛治>恋雪がいつもお世話になってるから渡してくれって言っててな
A>ありがとうございます 煉獄さんが行ってくれるかどうかなんて
狛治>不安なのは分かるだけどいつまでも自分の気持ち塞ぎ込んでいてもこじらすだけだぞ
真っすぐな狛治さんの目に深く頷くことしか出来なかった。
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作者名:アルマジロ | 作成日時:2020年12月9日 20時