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綺麗に指に巻かれた包帯。
そして時刻はすっかり夕方。
私に残ったのはスマホとピアスだけ。
A＞終わったよ
治療室から出て廊下のベンチに座っているホークスに声をかける。
ホーク＞燃えてる物に手を出すお馬鹿さん
A＞お馬鹿さんです
ピアスは咄嗟にポッケの中に隠した。
後日包装をして渡そう。
ホーク＞デート再開しますか
A＞うん
ホーク＞予約してあるお店あるから
連れて来られたのはホークスが一番好きだという「ヨリトミ」と言う焼き鳥屋さんだ。
座敷の個室に案内された。
そう言えば正式にエンデヴァーが��1になった時にここに脳無が現れたんだっけ。
A＞ここって
ホーク＞あーそうそう エンデヴァーさんがぶっ壊したところだよ
メニューを見ながら笑って話すホークス。
A＞懐かしいなぁ
ホーク＞Aちゃんはさ
言葉の続きが無い。
A＞ん？
ホーク＞机の上に乗った 結晶ってAちゃんの結晶じゃないよね
A＞あれは父の形見だよ
ホーク＞聞いたらまずかった？
A＞ううん いつかは言おうと思ってたからいいよ 父は私が雄英に入る前に病気で亡くなってしまったの 私と同じ個性だったんだけど父には解けない結晶を出せた 私には出せないけどね
ホーク＞凄く綺麗で
A＞綺麗だよね
急にまたホークスが黙った。
ホーク＞俺にも家族がいたんだ だけど小さい頃に公安に預けられてそこから会ってない
”公安”
A＞ずっと公安で
ホーク＞うん 訓練受けてそのままデビューしたから
クレープを食べたことが無かったことや映画を見に行ったことが無い理由も解決した。
ホーク＞それに俺 敵連合のスパイだったし敵の1人をこの手で殺めてしまった
体が勝手に動いていた。
腕の中にいるホークス。
A＞私に何でも言って欲しい もっと頼って欲しい
きっと誰にも言えないことだって沢山あっただろう。
それを1人で抱え込むなんて普通の人じゃ出来ないだろう。
ホーク＞ありがとう
当時の私はきっと自分の事で精一杯でニュースにも気にしていなかった。
今は時間と共に皆が忘れていくだろう。
非難の言葉は言われた本人は一生の傷を負う。
表面には見えなくても。
私はヒーローだ。
それ以前にこの人の彼女。
少しでもその傷が私で癒えるように全力で支えよう。
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そら(プロフ) - もちろん読ませていただきます！！応援してます！ (2020年6月29日 12時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - そらさん» そんなに沢山を一気読みして貰って嬉しい限りです！ ファンだなんてありがたいお言葉嬉しい限りです！！ これからも作者精一杯頑張りますので読んで下さると嬉しいです！ (2020年6月29日 10時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 過去の作品からここまで一気読みしちゃいました！！次々新作出てて、ちゃんと完結してるので１読者として嬉しいです！きゅんきゅんでファンになりました！！ (2020年6月29日 0時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2020年6月17日 23時
