28 ページ28
自分の個性で少しだけ包丁を冷やす。
ハンカチをホークスに咥えさせる。
一気に刺さっているナイフを抜きすぐに熱された包丁を当てる。
焼ける音。
それと同時にうめき声が聞こえる。
何度か当てては止血をし火傷の跡になったらすぐに自分の個性で冷やす。
額から流れる汗。
ホークスの方を見ると完全に気絶をしている。
なのに私の腕をしっかり掴んでいた。
救急車の音が聞こえすぐに隊員の方が来てストレッチャーに運ばれる。
「Aちゃん！大丈夫！？」
「ホークス！」
A＞すいません 私がいたのにも関わらず
「事情は後で聞くからホークスと一緒に！」
「ここは俺らで処理するから」
A＞ありがとうございます
救急車に乗る。
慌ただしい車内。
痛々しい火傷の跡。
自分の腕には大量の血。
視界が滲み涙が落ちる。
どうかこの人を私から奪わないでください。
病院に運ばれホークスはそのまま手術室に。
私は案内された所で腕を洗う。
排水口に流れていく血。
表面的には綺麗になったけどまだ残っているようなそんな気がした。
病院にある一室に入るとそこには警察の方と事務所のサイドキックが1人。
「状況の説明を」
A＞ホークスさんと映画を見に行って終わり出ようとした瞬間にあの人が急に襲ってきて気づいたらホークスさんが刺 されていました
「彼女は自分の触れた物を1分程操れる個性です」
A＞それで自分の命を絶とうとしたところで私が凍らせました
「彼女は少しの凍傷で今は気絶してるよ」
A＞そうですか
「何か原因は」
A＞あの人はホークスさんに恋愛感情を抱いていました 傍にいた私を邪魔だと言っていて
「事務所の方でもそういう風に好きだと聞いてしました」
「ホークスも命に別状がなかったとはいえ 今後はそう言うことにもう少し敏感になってほしい」
「はい すいません」
A＞すいませんでした
部屋を出て行く警察官。
「Aちゃん」
A＞はい
「ここで自分のせいだとか言ってホークスのこと諦めたらダメだよ」
A＞え
「俺も好きな女の子には傷を付けたくない気持ち分かるからさ」
A＞私
「起きたらいっぱい自分の事話してあげな ホークス Aちゃんの事どんな子なんだろうっていつも言ってたからさ」
その言葉にまた涙が出る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そら(プロフ) - もちろん読ませていただきます！！応援してます！ (2020年6月29日 12時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - そらさん» そんなに沢山を一気読みして貰って嬉しい限りです！ ファンだなんてありがたいお言葉嬉しい限りです！！ これからも作者精一杯頑張りますので読んで下さると嬉しいです！ (2020年6月29日 10時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 過去の作品からここまで一気読みしちゃいました！！次々新作出てて、ちゃんと完結してるので１読者として嬉しいです！きゅんきゅんでファンになりました！！ (2020年6月29日 0時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルマジロ
| 作成日時：2020年6月17日 23時
