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あの角を曲がったらもう家だ。
曲がろうとした瞬間だった。
目の前に車。
運転手が慌てている顔。
そして私の止まらない足。
目を瞑った瞬間に体が浮遊感を感じた。
ホーク＞ギリギリセーフ
声が聞こえ目を開けると先程と同様に横抱きにされていた。
「危ないだろうがぁ！！」
運転手の怒鳴り声が静かな住宅街に響いた。
A＞すいません 気を付けます
去って行く車。
ホーク＞間に合ってなかったら今頃死んでたよ
A＞私なんて死んでも良かったんです
次に住宅街に響いたのは乾いた音だった。
ホーク＞ヒーローの前で死 ぬだの殺 してだのよく言うね ヒーローのくせに
A＞何も・・・何も知らないくせに！！！
胸倉を掴んでいた。
A＞私はツクヨミ達みたいなヒーローになれなかったんですよ！！
完璧な八つ当たりだ。
しかもトップヒーローにだ。
誰かに見られていたら私が捕まる。
A＞もう放っておいてください
ゆっくりと掴んでいた胸倉を離してホークスの横を通る。
ホーク＞君のヒーローとしての気持ちはそんな簡単に諦めれるものなの？
A＞もういいんです 事務所3つも落ちてるんです
ホーク＞なら俺の事務所来る？
A＞・・・・は？
ホーク＞ツクヨミもいるけど
A＞そんな簡単に
ホーク＞雪華 Aチャンでしょ？
びっくりした私の名前を知っているなんて。
ホーク＞確か個性は雪の結晶だっけ？
A＞トップヒーローの事務所に入っても足手纏いなだけです
ホーク＞それじゃあ 俺の秘書兼サイドキックは？
この人に話は通じないのか？
A＞どうしてそこまで私なんかに
ホーク＞後進育成する程 暇じゃないんだけどAちゃんはしたくなったから
A＞したくなったからって・・・
ホーク＞どうする？来る？来ない？
そんなの1つの選択肢しかない。
A＞行きます！
ホーク＞うん いい返事 じゃあこれ俺の名刺だから荷物まとめてすぐこっちにおいでね
渡された名刺に書いてある事務所の住所は福岡。
ホーク＞ごめんね ほっぺ痛かったよね
頬を触られる。
A＞わぁぁああ！！ だ、大丈夫です！
触られたところが熱い。
痛いはずなのに。
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そら(プロフ) - もちろん読ませていただきます！！応援してます！ (2020年6月29日 12時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - そらさん» そんなに沢山を一気読みして貰って嬉しい限りです！ ファンだなんてありがたいお言葉嬉しい限りです！！ これからも作者精一杯頑張りますので読んで下さると嬉しいです！ (2020年6月29日 10時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 過去の作品からここまで一気読みしちゃいました！！次々新作出てて、ちゃんと完結してるので１読者として嬉しいです！きゅんきゅんでファンになりました！！ (2020年6月29日 0時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2020年6月17日 23時
