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ミルコさんと飲み終わったのは朝方だった。
容赦ないんだよ あの人。
こっちは仕事があるのに。
酔いは醒めているが飛ぶのは少し危ないからアスファルトの上を歩く。
熱に魘されている時に微かに感じていた冷たい感触。
あんな風に彼女のファーストキスを貰うつもりはなかったのに。
ムードのかけらもない。
気に食わない。
次の日も特にあの事に関して触れてくることもないし。
俺も話題には出さなかった。
普段通りにしているつもりだけど彼女の動作にいちいち反応してしまう。
髪を耳にかけたりとか。
熱い紅茶を息で冷たくしてる時とか。
自分でも気持ち悪いと思っている。
だけどそれぐらい好きになってしまったのだ。
でも俺 6つも上で彼女から見たらおじさんだし。
ホーク＞困った
事務所の扉を開けて中に入る。
あれ。
執務室の明かり付いてる。
Aちゃん消し忘れかな。
ドアノブを捻って中に入るとAちゃんが机の上で寝ていた。
静かに近寄ると気持ちよさそうな顔をして爆睡してる。
羽を使って客室にあるブランケットを取る。
起こさないように肩にかける。
睫毛が長い。
それに綺麗な唇。
A＞パパ・・・・待って
寝言だろうか少し聞き取りにくかったけどしっかり耳に入ってきた。
Aちゃんの家族の話は聞いたことがなかったな。
どんな家庭だったんだろうか。
俺みたいなどうしようもない家庭ではなさそうだけど。
あれ。
首の所 赤くなってる。
薄くはなっているがキスマークに見えた。
彼氏はいないって言ってたよね。
自分の中にある嫉妬心に火が付く。
轟焦凍とチームアップって言ってたよね。
しかも潜入捜査。
まさかね。
寝よう。
仮眠室に入って寝る。
A＞あれ
体を起こすとブランケットが肩から落ちた。
あぁ、仕事してたらそのまま寝落ちしてしまったんだ。
机の上に広がる書類の束。
でも 誰がこのブランケットを。
部屋の中には誰の姿も無いし昨日ここを戸締りするのは私だったんだけどな。
まだ仕事の時間まであるので仮眠室のドアを開けた瞬間だった。
何かが数枚飛んで来る。
1枚は頬を薄く切り裂いた。
暗闇の中に光る金色の目。
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そら(プロフ) - もちろん読ませていただきます！！応援してます！ (2020年6月29日 12時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - そらさん» そんなに沢山を一気読みして貰って嬉しい限りです！ ファンだなんてありがたいお言葉嬉しい限りです！！ これからも作者精一杯頑張りますので読んで下さると嬉しいです！ (2020年6月29日 10時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 過去の作品からここまで一気読みしちゃいました！！次々新作出てて、ちゃんと完結してるので１読者として嬉しいです！きゅんきゅんでファンになりました！！ (2020年6月29日 0時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2020年6月17日 23時
