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人は1度でも2度でもそれ以上でも空を飛びたいと思ったことがあるだろう。
私も思った。
空を飛んでしまえばもうそこは自分だけの世界であり誰かに文句を言われる事はない。
すっかり日が暮れて真っ暗になった空には三日月がいる。
A＞はぁ〜
かの有名な雄英高校ヒーロー科を卒業した私。
何故 今溜息をついたか。
ヒーロー科なのにスーツを着ているのはどうしてだ。
私も着ることなんてないと思っていたのに。
原因は1年生の時から職場体験やインターンに行っていたヒーロー事務所の面接に落ちたのだ。
元々 競争率が高いせいか私よりも優秀な個性の子を採用したと聞いた。
スマホに映し出される同級生の写真。
「ヒーロー デク 強盗犯を確保！」
「ウラビティとフロッピー 土砂災害現場で大活躍！！」
どうせ私の個性で雇ってくれる所なんてもう無いよ。
ネガティブ思考にすっかり染まってしまった脳みそ。
悔しい。
不採用の文字を見てから何度目になるか分からない涙を流す。
先程まで大通りを歩いていたが誰にも見られたくないから1本道を外し歩いていた。
自分の自宅まではこの道を通ると少し近道でもあるがこの時間通るのは少し危ない。
今 私の脳みそには危ないという文字はなくただ悔しいの文字でいっぱいだった。
だから足元にあった缶にも気づかないで転んでしまうんだ。
右足のヒールは折れてしまいストッキングも破れ両膝から血が出る。
手の平も少し皮がめくれてしまった。
黒いアスファルトに涙が落ち染みを作る。
心も体も痛い。
私はヒーローになれない免許だけを持った出来損ないだ。
こんな事 口が裂けても皆には言えないな。
もう笑えてくる。
急に風が吹いた。
トンッと靴が地面に当たる音が聞こえ歩いてくる音。
この人に殺してもらおうかな。
そうすれば人生ハッピーエンドで終了じゃん。
A＞どうぞ 好きに殺 してください
ホーク＞ちょっとお姉さん 何言ってんの！
パタパタと走って来た男の人。
それはトップヒーロー ホークスだ。
開いた口が塞がらない。
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そら(プロフ) - もちろん読ませていただきます！！応援してます！ (2020年6月29日 12時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - そらさん» そんなに沢山を一気読みして貰って嬉しい限りです！ ファンだなんてありがたいお言葉嬉しい限りです！！ これからも作者精一杯頑張りますので読んで下さると嬉しいです！ (2020年6月29日 10時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 過去の作品からここまで一気読みしちゃいました！！次々新作出てて、ちゃんと完結してるので１読者として嬉しいです！きゅんきゅんでファンになりました！！ (2020年6月29日 0時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2020年6月17日 23時
