36話 ページ37
20分ぐらいドライブをして海に着く。
A>んーー! 久々来た
背伸びをする。
たな>ん
階段を降りようとするとたなっちが手を差し出す。
A>こけないのに
たな>こけて傷口開いたらどうするんだよ ほら
手を掴まれる。
こやつモテるな。
階段を下りて砂浜を歩く。
A>みんなも起きてればなぁ
たな>A
波打ち際を並んで歩く。
A>ん?
太陽の光で反射して輝く海。
たな>俺さ Aのこと好きだわ
波の音が大きく響いた。
A>え 今なんて
繋いでた手を引っ張られる。
たな>俺はAのことが好きって言った
A>何言っての
無理矢理されるキス。
たなっちを突き飛ばした。
たな>それが答え?
A>分からない
たな>弟みたいだと思ってほしくないな 俺も男だよ A
A>ちゃんと答えだすから待っててほしい
たな>分かった
帰りの車内は沈黙。
A>運転ありがとう
たな>ん 俺車停めてくるから先中入ってていいよ
A>うん
HAPに戻ると今だにはじめくんは寝てた。
やふくんは顔真っ白で体調悪そう。
だい>おかえりー デート?
A>だいちくん ちょっと1本付き合ってよ
そう言ってだいちくんを連れてベランダに出る。
だい>どした?
ライターで火をつける。
肺に懐かしい味が広がる。
A>たなっちに告白された
だい>は!?
A>どうしたらいいか分からない
だい>どうしたらいいかなんて Aはたなっちのこと好きなの?
A>好きだよ でもそれは
だい>恋愛対象じゃないってことだろ
A>うん
だい>俺もうすうすだけどたなっちがAのことを好きなんじゃないかってこと分かってたけど
夕暮れに灰色の息を吐く。
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アルマジロ(プロフ) - ゆんゆんさん» コメントありがとうございます!! 他にも作品を書いているので見てくれたら嬉しいです!! (2019年9月1日 21時) (レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - いいお話でした! (2019年9月1日 21時) (レス) id: 91470d6548 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - K. Mさん» わあああ! コメントありがとうございます! 本当にありがとうございます 期待に応えれるように頑張ります! (2019年7月18日 11時) (レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
K. M(プロフ) - とても面白くて、この話の続きを毎日楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2019年7月17日 23時) (レス) id: 44ae2c1c27 (このIDを非表示/違反報告)
ひらそる。(プロフ) - アルマジロさん» ありがとうございます。 (2019年7月12日 13時) (レス) id: 611d234ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルマジロ | 作成日時:2019年7月8日 12時