アスパラガスの私

24話 ページ25

こうやって私の家に全員が来るってことは一生来ないと思っていた。





だい＞一応 ポストも確認しとく？







A＞そうだね







ポストに手を伸ばすとたなっちに掴まれた。








たな＞俺が開けるから








いつもの様に請求書が２枚。






白い封筒に入った手紙。






A＞何も書いてない？






たなっちが裏を見るが書いていないようだ。







だい＞たなっち 開けるなよ








A＞え？









たなっちの方を見ると指先から垂れてる血。









たな＞だいちくん 早く言ってくださいよ









はじ＞カミソリレターって言うやつだっけ







カバンの中に入っていたハンカチをたなっちに渡す。







慎重に開ける。






カランッとカミソリが落ちる。





やふ＞勢いよく開けてたら指 縫うことになってたかもね








A＞なんて書いてあるの？





だいちくんの眉間に皺がよる。




たな＞Aは読まない方がいい






そう言われてしまった。







はじめくんが鍵でオートロックを開ける。








エレベーターの乗り込む。









部屋の前に立つ。







はじ＞A すぐに１１０番できるようにしといて





A＞うん





鍵が開く。





先にはじめくん達が入って行く。








やふ＞大丈夫だから






A＞うん









数日間空けていた家に戻る。







玄関は大丈夫だ。





靴箱の中を開けてみる。







たな＞Aはここにいて







A＞え？








やふ＞俺もここにいるから






やふくんと２人で玄関で３人が来るのを待つ。






しばらくするとはじめくんが来る。









はじ＞こっち来て 靴のまま







靴のまま？







リビングに行くとガラスが割られていた。







その他 リビングとキッチンは何もガラス以外異変はなかった。






自分の部屋だけか。





だいちくんが部屋の前にいる。





だい＞覚悟しておいた方がいい





ドアノブを回して中に入ると盗撮した写真が壁一面に貼ってあった。






A＞うぅ・・・






強烈な吐き気に襲われてトイレに走った。









何も食べてないから出るのは胃液。

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