1話 ページ1
暑い夏の日に出会った。
今日も大学の図書館でレポートをパソコンに文字を打ち込む。
あいにくこの時間帯の大学には人はあまりいない。
もちろんこの図書館にもだ。
係の人と私。
目線に入った中庭を見るとカメラに向かって話している人がいた。
なぜだかその人から目が離せなかった。
よく見ると同じ講義を受けている人だ。
その日は「どうしてカメラなんかに」と思っていた。
翌日 席に座る。
しばらくすると息をきらした昨日の人が来た。
こんな暑い日に走ってくるんだ汗もかく。
必死に袖で汗を拭いている。
カバンに入ってるハンカチを渡す。
A＞これ使ってください
はじ＞え・・あ、ありがとうございます
タイミングよく先生が来た。
授業中 隣を見ると真剣にノートにペンを走らせる姿。
昨日見た姿とはまた違った。
授業が終わり アルバイトに行かなきゃと席を立つ。
はじ＞あ、あの！
A＞はい
はじ＞ハンカチ洗って返します
握られたハンカチを持つ彼はなぜか身長が高いのに小動物みたいに見えた。
A＞分かりました 私とほとんど講義被ってるのでまたその時で
はじ＞はい！
バイトを１２時までやって寝不足のまま授業を受ける。
あくびをしながらスマホを触る。
隣の席にカバンが置かれたと思ったら昨日の彼だった。
再会は早かった。
はじ＞ありがとうございました 助かりました！
A＞どういたしまして
はじ＞俺 はじめって言います 名前教えてもらえますか？
A＞Aって言います
先生が来るまでに時間があったから少しだけ話をする。
同い年で富山からこっちに上京してきたらしい。
カメラのことは聞けなかった。
いつも通り眠い授業を受けて今日も図書館に行こうとする。
はじ＞ねぇ いつも図書館にいるよね
A＞家だとさ レポート集中できなくてさ
大学の廊下を歩く。
はじ＞俺もやろうかな
足は図書館に向かう。
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アルマジロ(プロフ) - ゆんゆんさん» コメントありがとうございます！！ 他にも作品を書いているので見てくれたら嬉しいです！！ (2019年9月1日 21時) (
レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - いいお話でした！ (2019年9月1日 21時) (レス) id: 91470d6548 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - K. Mさん» わあああ！ コメントありがとうございます！ 本当にありがとうございます 期待に応えれるように頑張ります！ (2019年7月18日 11時) (レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
K. M(プロフ) - とても面白くて、この話の続きを毎日楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2019年7月17日 23時) (レス) id: 44ae2c1c27 (このIDを非表示/違反報告)
ひらそる。(プロフ) - アルマジロさん» ありがとうございます。 (2019年7月12日 13時) (レス) id: 611d234ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2019年7月8日 12時
