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最寄りの駅は別。
先に棚澤が降りて次の駅で私が降りる。
たな＞また月曜
A＞うん また学校でね
手を振ってドアが閉まる。
数ヶ月ぶりの最寄り駅。
ちっとも変わらない。
でも、駅近くにあった駄菓子屋がなくなってるのは少しショック。
駄菓子を買って新幹線の中で食べるのが少し楽しみだったのに。
お気に入りの音楽を聴きながら実家まで歩く。
家の駐車場には母の車。
父はきっと趣味のゴルフだろ。
A＞ただいまー
玄関から１番近い部屋のドアが開く。
中から母。
母＞おかえり そこの紙袋に荷物入ってるから
A＞帰り持ってく
靴を脱いで上がる。
母＞今回はさすがにお父さんと彼氏連れて帰って来るかなーって言ってたのに
A＞すいませんね 隣に誰もいなくて
母＞焦って変な男の人 連れて来ないでね
A＞焦らせてるのはお母さんだよ
リビングのソファに座る。
母＞大学に良い人いないの？ ほらよくいる 棚澤くんだっけ
A＞ん〜棚澤はそんな目で見たことないからなぁ
テーブルの上にあるお菓子を手に取る。
母＞そうなの 今日も高校の同窓会なんだっけ
A＞うん〜
スマホを触りながら答える。
母＞かっこいい人いるといいわね
余計なお世話。
今日はなんだかあの人が来そうな予感しかしない。
とかいいつつ同窓会に参加するのも３回目。
今だに来てない。
先輩も来てるのにな。
実家で少しゆっくり過ごしてまた新幹線で神奈川に移動をする。
ハード。
予約をしてあると言うお店の前に着く。
「A〜〜 やっほ！」
仲の良い友達が何人か。
相変わらず気合いの入れ方が違う。
「もう先輩達 中にいるらしいから入ろ入ろ」
「今日はゲットするぞ〜」
「合コンじゃないんだから〜」
お店の中に入る。
数人の男の人達。
あの時 かっこよかった人がめっちゃ太ってたり。
人はここまで変わるのか。
結婚してる人も。
あれ。
１番 奥の席で飲んでいる人に目が行く。
隣にいた友達が言った。
「あれ ともたかくんじゃん」
ともたか。
黒いメガネ。
彼を最後見た記憶と一緒だ。
変わらない。
話せるかな。
小さな願い。
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アルマジロ(プロフ) - し お り .さん» コメントありがとうございます！ 私もしおりさんの作品見させていただいております！これからも見てくださると嬉しいです！ (2020年1月7日 13時) (
レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 雛*トマト推し*さん» あけましておめでとうございます！ こちらこそよろしくお願いします！ ありがとうございます！ (2020年1月7日 13時) (レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
し お り .(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年1月6日 22時) (レス) id: 96b5f1bbee (このIDを非表示/違反報告)
雛*トマト推し* - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いいたします！今年もコメいっぱいします！ (2020年1月1日 0時) (レス) id: bf1521f107 (このIDを非表示/違反報告)
雛*トマト推し* - へぇー！そうなんですね！一つ勉強になりました！よいお年を！来年もよろしくお願いいたします。 (2019年12月31日 18時) (レス) id: bf1521f107 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2019年12月28日 23時
