赤色で私を染めてください

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温かいシャワーを浴びてはじめさんの服を着てタオルで頭を拭きながら階段を上る。

良い匂い。

微かに香ったはじめさんと一緒の匂い。

それだけで嬉しかった。

パソコンの前に座ってるはじめさん。

イヤホンをしているので私の存在に気づかない。

声をかけた方がいいのかな。

かけない方が。

凄い集中している。

とりあえず一言だけ。

肩を叩くとびっくりする。

はじ＞びっくりした〜

イヤホンを取りながらこっちを振り返る。

A＞お風呂ありがとうございました

はじ＞あ〜うん 服 大きいね

袖が余る。

A＞はじめさん 背大きいんで仕方ないですよ

はじ＞Aちゃんは小さくて可愛いけど

A＞チビって言いたいんですか？

はじ＞違うって

A＞それが編集ですか？

はじ＞そうそう やってみる？

A＞私には難しそうなので・・・

はじ＞まぁまぁ はい 座って

はじめさんが座ってた椅子に座る。

マウスと握ると重なる手。

A＞ッ

はじ＞これを押して文字を入れるの

いつもはすぐ打てる文字がぎこちなく打つ。

A＞毎日 これをやってるんですか？

はじ＞うん 毎日

動かされる手。

言われた通りにキーボードを動かす。

はじ＞少しはYouTuberの体験してみてどう？

A＞私には向いてないです

はじ＞Aちゃんにも編集手伝って貰おうかなって思ってたのにぃ

A＞無理です！

立ち上がる。

はじ＞あ、ドライヤーならそっちの部屋の机の上に乗ってるからね

A＞ありがとうございます 借りますね

はじ＞うん また終わったら教えて おいら編集してるから

A＞はい

ドライヤーで髪の毛を乾かす。

毛先が少し痛んでいる。

そろそろ切ろうかな。

はじめさんはどんな髪色の女の子がタイプなのだろう。

睡魔が襲ってくる。

乾いたところではじめさんの所に行く。

はじ＞すごい眠そう

A＞眠いです

はじ＞ソファで寝てもいいしそこの人をダメにするソファの上でもいいよ

横を見ると気持ちよさそうなソファ。

A＞ここにします

はじ＞ん おやすみ

A＞おやすみなさい

落ちているブランケットを被ってはじめさんの編集が見えるところで眠りにつく。

最後に見えるのは目を擦りながら編集をしているはじめさん。

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