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白いおしゃれなテーブルに落ちる涙。
A>私は後悔ばかりしてました 私も一緒に死 ねばあんな辛い思いなんてしないからって
自分の首をさする。
自 殺をしようと考えて何度も縄を首にかけた。
机の上に置いた手を握られる。
はじめさんの方を向く。
はじ>この話は終わりね 女の子が泣く姿は見たくないや
A>すいません 少しお手洗い行ってきます
鞄を持って向かう。
消えかけているアイラインを引き直す。
赤くなった瞳。
薄い紅を塗る。
トイレから戻る。
「ねぇ あそこのテラスにいるのってはじめしゃちょーだよね? 1人かな?」
「さっき 女の人と一緒だったよ」
「えーまた二股??」
キャッキャッと言う女の子達。
二股?
何の話だ。
気にせず席に戻る。
A>すいません
はじ>それ飲んじゃったら行こうか 人も多くなって来たし
A>そうですね 若干混んで来ましたね
少し冷めた紅茶を飲む。
はじ>次は東京行った時だね
A>はい 気を付けて来てくださいね
紅茶を飲んで少ししてお店を出る。
さっきの女の子達はチラ見してた。
私は彼女じゃないよ。
車に乗って駅まで送ってもらう。
はじ>気を付けて帰るんだよ〜
A>はい はじめさんも気を付けてくださいね ありがとうございました!
車のドアノブに左手をかける。
あれ。
右手の袖を引っ張られてる感覚。
振り向くとはじめさんが何か言いたげにしていた。
A>はじめさん?
はじ>帰ってほしくないなぁ〜って
A>はじめさん お仕事が
はじ>少しだけ ね?
車が動き出した。
今日は東京に帰れそうにないみたいです。
そのままはじめさんの家?に着いた。
車を降りて階段を上る。
A>ここは
はじ>おいらの家?
A>なんで?なんですか?
はじ>いるかなぁ〜
そう言ってドアを開ける。
だいぶ散らかった部屋。
驚いてる人が2人。
とも>え?
たな>誰っすか
はじ>Aちゃん
とも>あー
たな>へぇ〜
私を見る目が怖かった。
だい>なになに〜 あれ だぁれこの女の子 可愛いじゃん
たな>Aちゃんだそうです
だい>君がAちゃんか 先日はうちのはじめがお世話になりました
A>あ、いえ・・・
怖い。
はじ>はいはい 怖がってんじゃん
たな>そりゃ知らない女の子連れて来たらそうなりますよ
そうだよね。
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アルマジロ(プロフ) - りゅうのさん» ありがとうございます!! 喜んでもらえて嬉しいです! (2019年12月28日 23時) (レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
りゅうの - 完結おめでとうございますっ!! (2019年12月28日 21時) (レス) id: c1d7a041f7 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - ろりぃさん» コメントありがとうございます! 切ない展開ですよね(´;ω;`) (2019年11月20日 11時) (レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
ろりぃ(プロフ) - 更新ありがとうございます!切ないーーー はじめさん頑張って!! (2019年11月20日 10時) (レス) id: b196cd5c23 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - りぃとさん» コメントありがとうございます! はい! 頑張りますので読んでくださると嬉しいです! (2019年10月22日 23時) (レス) id: d5f074ebfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルマジロ | 作成日時:2019年10月21日 20時