赤色で私を染めてください

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静岡の名物とも言えるさわやかを食べに来る。

人も少ないのははじめさんには楽なのだろう。

はじ＞もしさ ファンの子たちに声かけられちゃったらごめんね

A＞私は大丈夫ですけどはじめさんは変な噂とか・・・

はじ＞今は彼女いないし それをちゃんと言ってあるから大丈夫だよ

A＞そうですよね

今は。

はじ＞Aちゃんはこれね やっぱりオススメを食べてもらいたいから

メニューを指す はじめさんの手がとても綺麗だ。

A＞はい それでお願いします はじめさんは？

はじ＞ん〜おいらもそれにする！

注文をして待つ。

A＞私が帰ったら今日撮った動画を編集するんですか？

はじ＞そうだね

A＞編集ってだいたい何時間かかるんですか？

はじ＞４時間で終われば良い方だしカメラの台数が多いと大変だし時と場合によるね

A＞尊敬します 体壊さないのが凄いです

はじ＞慣れだけど常に眠いよね

A＞そうですよね

運ばれて来るハンバーグ。

写真を１枚。

はじめさんも撮っていた。

A＞いただきます

ナイフで１口に切って口の中に入れる。

美味しい。

はじ＞どう？

A＞思ってた以上の味で美味しいです

はじ＞良かった〜 おいらさ Aちゃんの食べてるの好きなんだよね

今 はじめさんなんて。

驚いてはじめさんの方を向く。

はじ＞ん？

自分が言ったことを思い出してはじめさんの顔が赤くなる。

はじ＞なんて言ったらいいんだろ 見てていい気分って言うかもっと食べさせたくなるんだよね

A＞ふふふ なんですか それ

はじ＞それぐらい美味しそうに食べるんだよね

A＞言われたことなかったんでびっくりしました

はじ＞お母さんとかに言われたりしなかった？

A＞ちっともですよ

”お母さん”と言う単語を出した瞬間 Aちゃんの顔色が曇った。

家族の話はタブーなのか。

A＞そう言うはじめさんも美味しそうに食べますけど

はじ＞おいらは普通だよ

A＞私もですよ

誰かとこうやって食事するのが楽しい。

毎日ずっとはじめさんと食べたい。

はじ＞Aちゃんは料理とかするの？

A＞休みの日で特に用事がない日はお菓子とか作りますよ

はじ＞えーお菓子作れるの？？？

キラキラした目。

子供みたいだ。

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