赤色で私を染めてください

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だいちくん達はHAPに入って俺は２号室の扉を開けた。

なんだろう。

いつもなら寂しいって気持ちにならないのになぜか寂しく感じた。

きっとAちゃんと過ごしたからだろう。

編集部屋の電気を付けてゲーミングチェアに座る。

パソコンの電源を入れてスマホを見る。

来てない。

ま、そんなもんか。

ソフトを立ち上げて編集をする。






お風呂に入って今日はしっかり髪の毛を乾かしてベットに入る。

今度 会う時は少しでも可愛いって見られたい。

でも、今度っていつ。

はじめさんのLINEもどう返したらいいか分からないし。

明日 会社言ったら聞いてみるか。

意識が落ちていく。

アラームで目が覚める。

飾っている写真立てを見る。

家族ね。

私の家族は本当の家族じゃない。

はじめさんには見られていないだろう。

身だしなみを整えてスーツに着替え冷蔵庫に入っている物を食べ出勤する。

A＞おはようございます

「おはよう 何かあった？」

A＞いや・・・まぁ

結婚式で酔った男の人を一晩泊めた話をする。

「それで何にもなかったの？」

A＞うん

「男の人も慎重な人なのか童 貞なのか」

A＞そう言うこと朝から言わないの

「だって普通さ 女の人と一つ屋根の下だよ？」

A＞真面目な人だし

「それで次 いつ会うの？」

A＞静岡に住んでるみたいだし

「関係ないない」

A＞その仕事も忙しいって聞いたし

「それとこれは別だから」

A＞えーー強引じゃ

「恋は時に強引さもいるんだって」

A＞恋って

「え？ 好きなんじゃないの？」

A＞好きって言うか気になってるって言うか

「はいはい もうそれ好きって認めなさい」

A＞でも 会うだなんて

「スマホ貸して」

A＞ちょ 変なこと送らないでよ？

Aおはようございます! 来週の火曜日が空いていて静岡の方に遊びに行くんですけどはじめさんは何か予定入ってますか?

「はい これでOK！」

A＞OKって

「あ、既読付くの早い」

はじめさん午後は空いてるよ!

「やったじゃん 泊まれば？ 有給使って」

A＞いやそれは出来ない

「いいねぇ〜 初々しい」

はじめさんはどんな人が好きなんだろう。

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