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読矢「真名部ってやっぱ面白いよ」
A「面白い?真名部くんが?」
読矢「うん。あ、110円までね」
A「はーいっ」
読矢くんの意図があまりよくわからないまま売店に着いた。
A「売店ってここにあったんだ〜っ!すごーいっ」
学校の売店に初めて来た私はその商品の多さに少し感動した。
筆記用具はもちろん、制服、指定のジャージなんかも売っていて、
食料品はパンやカップ麺、おにぎり、サンドイッチ、お弁当、お菓子、
冷蔵庫には飲み物が、冷凍庫には氷やアイスが入っていて、コンビニに置いているような物がたくさん売っていた。
A「何ここすごい!これもう学校に住めちゃうじゃん!」
読矢「その発想は無かったけど…シャワールームならサッカー部の部室近くや体育館の方にもあるし、泊まろうと思えば泊まれるんじゃない?俺はやらないけど」
A「いや私も住みはしないけどね。楽しそうではあるけど」
私は商品を見ながら、真名部くんとも一緒に食べられる物がいいなぁと思った。
そこに小さめのアイスが4本入ってる袋を見付けた。
4本ともソーダ味だそうだ。
A「あ、じゃあこれにするーっ」
読矢「ちょうど110円か。了解」
買ってもらったアイスが入っているビニール袋を持ちながら私は読矢くんと教室に向かい階段を上った。
A「でもなんでわざわざ私におごってくれたの?」
読矢「さぁ、なんでだろうね」
A「はっ!まさか餌付け?」
読矢「もう餌付けでいいよ」
少々諦め気味に言う様子からして別の理由があるのかな?と思った。
読矢「でも」
私の3歩先を歩いていた読矢くんが途中で足を止め振り返って私の目を見て言った。
読矢「さすがに心を金で買おうだなんて思ってないからそこは安心して」
A「……。わかった。とりあえずどうもありがとう」
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野生のスタッフ(プロフ) - すだちゆさん» お返事遅くなってしまい申し訳ないです。
楽しみに待っていてくださってとっても嬉しいです!ありがとうございます!
これの続きも期待に応えられるものにしてみせます! (2014年9月8日 13時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - リベロさん» お返事遅くなってしまいすみません。 そう言っていただけてとても嬉しいです!
勉強もコミュニケーションもどっちも大切なんですよね。作品で良い影響を与える事が出来たみたいで嬉しいです!
コメント励みになりました!ありがとうございます。 (2014年9月8日 13時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 美薫さん» お返事遅くなってすみません!
そこまで楽しんでいただけてとっても嬉しいです!やっぱり楽しんでいただけるのが1番です!
私も楽しんで書いております!
閲覧コメントありがとうございました! (2014年9月8日 13時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - すみません、具合よくないのでコメント返信遅れます 後で必ず返事しに来ます (2014年8月14日 23時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
すだちゆ(プロフ) - あああああ続編待ちに待ってました!!今回もみんなかわいくて青春で…にやにやが止まりませんでした(笑)次はどんなイベントがあるのかな〜とわくわくしながら待機しております、更新頑張ってください!o(^▽^)o (2014年8月13日 20時) (レス) id: 54fc04f119 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野生のスタッフ | 作成日時:2014年8月11日 19時