――261―― ページ12
、
真名部「それにしてもAさんは偉いですね。お弁当を自分で作れるだなんて」
A「そう?私ん家はお母さん仕事で忙しいし、自分で作れば食べたい物食べられるし、料理なんてやってみれば誰にでもできるものよ」
真名部「そうですか?僕も前やってみたんですが料理本の内容が誤差に響いてなかなか簡単にはいきませんでしたよ」
A「誤差?」
真名部「前にカレーを作ろうと思い行動した時の事でした」
私は食べながら聴いた。
真名部「料理本には『タマネギがキツネ色になるまで煮込む』と書いていたので、僕は書斎に行き図鑑でキツネの色を調べました」
A「そこまでしたんだ…」
真名部「僕はデータ派ですから。それでキツネのページを開いて見たのですが…」
真名部「そのキツネが何キツネなのかわからなくて。一口でキツネと言っても種類に寄って体毛の色は様々ですし」
A「それ普通にオレンジがかった茶色って解釈で良かっんじゃ…」
真名部「しかし例えば中東アジアに生息しているというブランフォードギツネでしたら全体的に灰色で茶色っぽい部分は一切無いんです」
A「へぇ〜。そんなキツネも居るんだね。知らなかった」
真名部「そして僕は仕方なく図鑑に載っているキツネの体毛の色の平均値を反映しようと思い見ていたのですが…」
真名部「………それをやっている最中に煮込んでいた肉や野菜類がこげてしまっている事に気付いて……」
真名部くんは言いにくそうに途中から小声になっていた。
A「……何て言うか真名部くんらしいね…」
真名部「そんなわけで結局上手く出来ませんでした」
A「まぁ何事も経験だよ」
そんな話をしながら一緒にお弁当を食べ、その後も片付ける時間まで真名部くんのすぐ近くで課題の絵に集中した。
、
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
野生のスタッフ(プロフ) - すだちゆさん» お返事遅くなってしまい申し訳ないです。
楽しみに待っていてくださってとっても嬉しいです!ありがとうございます!
これの続きも期待に応えられるものにしてみせます! (2014年9月8日 13時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - リベロさん» お返事遅くなってしまいすみません。 そう言っていただけてとても嬉しいです!
勉強もコミュニケーションもどっちも大切なんですよね。作品で良い影響を与える事が出来たみたいで嬉しいです!
コメント励みになりました!ありがとうございます。 (2014年9月8日 13時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 美薫さん» お返事遅くなってすみません!
そこまで楽しんでいただけてとっても嬉しいです!やっぱり楽しんでいただけるのが1番です!
私も楽しんで書いております!
閲覧コメントありがとうございました! (2014年9月8日 13時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - すみません、具合よくないのでコメント返信遅れます 後で必ず返事しに来ます (2014年8月14日 23時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
すだちゆ(プロフ) - あああああ続編待ちに待ってました!!今回もみんなかわいくて青春で…にやにやが止まりませんでした(笑)次はどんなイベントがあるのかな〜とわくわくしながら待機しております、更新頑張ってください!o(^▽^)o (2014年8月13日 20時) (レス) id: 54fc04f119 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:野生のスタッフ | 作成日時:2014年8月11日 19時