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A「さーて、いつまでもこんな所に居るわけにいかないし、そろそろ歩けるかな?」
真名部「あ、はい。いつの間にか体の震えも止まってました」
A「良かった。じゃあ行こう?」
真名部「はいっ」
私と真名部くんはお互い抱き合っていた体を離し、さっき歩いていた時よりも身を寄せ合って、同じ傘の中を駅に向かって歩き出した。
A「帰ったらまた本格的に勉強しなきゃ」
真名部「そういえば今回英語の予習の範囲結構広いんでしたよね」
真名部くんはいつものように指でスチャッっとメガネの中心部をさわった。
A「そうそう。ちょっと先の話だけど次の中間テストでは絶対真名部くん以上の点数とってやるんだから」
歩きながら私がそう意気込むと、真名部くんは安心したようにふふっと笑った。
A「あ、真名部くんが笑った」
真名部「だって、嬉しいんです。色々あったのに変わらないでいてくれて」
真名部くんは傘を持ってない方の手で涙を取るように目をこすった。
A「真名部くん、やっと笑ってくれたね」
真名部「やっと?」
A「だって真名部くんが笑ってるところなんて久しぶりに見たよ」
真名部(そう言えば…)
A「私、真名部くんの笑顔好き。澄ましててクールな表情も好きだけど、真名部くんの笑った顔、すごく好きなんだ」
真名部「……ありがとうございます」
真名部くんは顔を赤くして恥ずかしそうにしていた。
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野生のスタッフ(プロフ) - すだちゆさん» おおおお!!ありがとうございます!!読矢くんは公式じゃモブみたいなものなので(笑)この話に出すにあたって「誰だよこいつ知らないしどうでもいいよ」ってならないようにしなきゃっていうのをすごく意識して作ってるんですよ。なのでそう言っていただけて嬉しいです! (2014年7月14日 22時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
すだちゆ(プロフ) - こちらにもコメントさせていただきます!もうこの話のおかげで私の心臓がやばいっす…夢主ちゃんも真名部くんも良すぎて…仲直りのシーンを思い出してはにやにやしてしまいます←今後和人や読矢くんとはどうなるのかも気になりますね〜(^○^) (2014年7月14日 22時) (レス) id: 54fc04f119 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 龍桜丸さん» 今回の真名部とのシーンはもう何回も書き直してようやくできたものなのでそう言っていただけると本当に嬉しいです。 当初はもっとあっさり仲直りする予定だったんですけど、入れないと繋がらないな、不自然になるなって描写入れたりしてたらこんなに長くなりましたw (2014年5月30日 14時) (レス) id: ec04b12eb2 (このIDを非表示/違反報告)
龍桜丸 - やっぱり今回のお話もすごかったです。夢主ちゃんのことばや謎を残して次回へ繋げるところなどでは説得力があったり、読者に期待を持たせることがうまく出来ていて、本当に素晴らしいお話でした。そういう点で、本当に尊敬します。 (2014年5月30日 1時) (レス) id: 71d99a5684 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 美桜さん» 今回も読んでくださってありがとうございます! 本当は昨日のうちに上げる予定だったんですけど投稿しようと思ってた時間帯がちょうど占ツク鯖落ちしてたので今日になってしまいましたw コメント励みになります! ありがとうございました! (2014年5月29日 0時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野生のスタッフ | 作成日時:2014年5月28日 14時