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天河原の花火大会と言うと、天河原中とは特に関係のない、地域のお祭りだ。
近所にある天川という比較的大きな川の河川敷で毎年開かれていて、天川の河原でやるから天河原の花火大会と呼ばれている。
中学に入る前はよく友達や和人と行っていた。
言われてみれば今年もそんな季節になっていたが、真名部くんとの事や日々の勉強の事で頭がいっぱいですっかり忘れていた。
A(うーん……せっかくだから行きたいけど…)
A「ゴメン、今はちょっとお祭り気分にはなれそうにないなぁ…」
皆帆「だから誘ってるんだよ。気分転換。僕とAの２人だけで行くなら元気無くても大丈夫だし。僕にまで気遣わないでよ」
私は少し考えた。
A「……そうだね。ありがとう。行こうかな」
皆帆「そう来なくっちゃ。じゃあ準備しなきゃね」
A「うん」
外はまだ明るかったけれど、明るいうちから行かなくては良い場所が取れず、会場で座れないのだ。
何着て行こうかな、と考えながら私は台所に行き、お母さんに今夜は和人と花火大会に行く事と、出店で食べるだろうから今日の晩御飯はいらないという旨を伝えた。
皆帆母「あら、了解」
A「じゃあ準備して行ってくるね。１０時過ぎには帰ると思う」
皆帆母「わかったわ。たくさん気分転換してくるのよ」
A「！」
その一言と優しい表情から何となく、私が何かに悩んでいる事に、お母さんも気付いているような気がした。
皆帆母「あ、そうだ。浴衣！A達が５年生の時に買ったの大きめだったからまだ着られると思うの。せっかくだから着て行ったら？」
A「ゆかたかぁ…」
時計を見ると、まだ５時だ。
花火は８時半から。
場所取りする為に早く行くとしてもまだ時間は十分にある。
A「そうね。せっかくだから着て行こうかな」
皆帆母「じゃあ着付けの準備するわね」
A「うん。ありがとう」
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野生のスタッフ(プロフ) - 【作者コメント】 2014年９月２６日最終更新→2016年８月１３日非表示になってた画像を再度表示させる為更新 (2016年8月13日 14時) (
レス) id: 6d9ccb8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
岩紫望 - 野生のスタッフさん» どういたしまして(゜_゜>) 頑張ってください。 (2014年5月28日 20時) (レス) id: 3a7256021d (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 岩紫望さん» 応援ありがとうございます。 とても励みになり、先ほど無事にこれの続きのパート７を投稿できました。 ありがとうございます！ (2014年5月28日 15時) (レス) id: 6d9ccb8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
岩紫望 - 野生のスタッフさん» 私の友達でもいるんです。その子はいつもキラキラしてて笑ってて… 無理しない程度に頑張っていただければ幸いです。 (2014年5月20日 21時) (レス) id: 3a7256021d (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 岩紫望さん» はい。病人です(^^;) でも心はまだ元気なのでたぶんまだ大丈夫ですｗ 応援ありがとうございます！ (2014年5月19日 21時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生のスタッフ
| 作成日時：2014年5月13日 19時
