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ふと見ると、廊下に知らない先輩と一二三くんが居た。
それに気付いた読矢くんは廊下に出て話を聴きに行った。
サッカー部の先輩だろうか。
書崎「これ少しだけどうちのクラスのおすそ分け。冴渡が持ってってやれって」
読矢「あ、ありがとうございます」
読矢くんは先輩らしき人から2ーAと書かれた給食のバケツを受け取った。
書崎「お前ん所だろ?廊下に豚汁全部こぼしたっていうの」
読矢「あー…、はい…」
一二三「俺のクラスからもおすそ分けー」
読矢「サンキュ。これで何とかクラスの連中の分は確保できそうだわ…」
一二三「まぁこんな日もあるから気にすんなって!」
読矢「俺は大丈夫だけどこぼした奴のが参ってると思うわ…」
一二三「えっ!こぼしたの読矢じゃなかったの!?」
読矢「はぁ!?何でそうなるんだよ!」
一二三「廊下で周りに真っ先に謝ってたのお前だったからてっきり読矢がこぼしたんだと思ってたわ」
読矢「俺がそんなヘマするかよ…」
その後ほんの少しだったけれど、皆に給食の豚汁が配られた。
真名部くんは始終すまなそうにしていた。
給食を食べ終わった後の昼休みに問題の階段へ行ってみると、こぼした豚汁は既に綺麗に片付いていた。
さすが先生方だ。仕事が早い。
真名部くんは職員室に行って先生にもう一度謝りに行っていたみたいだった。
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野生のスタッフ(プロフ) - 【作者コメント】 2014年9月26日最終更新→2016年8月13日非表示になってた画像を再度表示させる為更新 (2016年8月13日 14時) (レス) id: 6d9ccb8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
岩紫望 - 野生のスタッフさん» どういたしまして(゜_゜>) 頑張ってください。 (2014年5月28日 20時) (レス) id: 3a7256021d (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 岩紫望さん» 応援ありがとうございます。 とても励みになり、先ほど無事にこれの続きのパート7を投稿できました。 ありがとうございます! (2014年5月28日 15時) (レス) id: 6d9ccb8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
岩紫望 - 野生のスタッフさん» 私の友達でもいるんです。その子はいつもキラキラしてて笑ってて… 無理しない程度に頑張っていただければ幸いです。 (2014年5月20日 21時) (レス) id: 3a7256021d (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 岩紫望さん» はい。病人です(^^;) でも心はまだ元気なのでたぶんまだ大丈夫ですw 応援ありがとうございます! (2014年5月19日 21時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野生のスタッフ | 作成日時:2014年5月13日 19時