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その日も講習が終わった後、真名部くんと学校が閉まる時間ギリギリまで残って勉強した。
A「真名部くんっ、帰ろっ!」
真名部「はいっ」
もう真名部くんと一緒に放課後教室で勉強するのも、2人で一緒に帰るのも当たり前になっていた。
真名部くんはいつも私を駅まで送ってくれる。
もうすっかり見慣れた景色の中を真名部くんと並んで歩く。
真名部「宿題どこまで終わりました?」
A「教科書の宿題と問題集は5教科全部終わったよ。ワークブックの宿題も全部終わった。あとは毎日何勉強したか書き込むプリントだけ」
真名部「僕もだいたいそんな感じです」
A「問題は休み明けのテストでちゃんと点数も順位も取れるかなのよね。今回の抜き打ちテストは皆まだ夏休み入ってから半分も過ぎてなかったし、そこまで勉強してなかっただけみたいだったけど、休み明けとなると皆絶対頑張ってくるし」
真名部「そうですね。…あ、そういえばまだ言ってなかったです。初めての順位1ケタ、おめでとうございます」
A「ありがとうっ!」
私は満面の笑顔で返した。
真名部「……Aさんは真面目に毎日頑張ってますから、今回はその結果だったと思います。僕もAさんの順位が上がって、嬉しいです」
A「…真名部くん…」
心が温まるのを感じる。
真名部「…それにしても暑いですね…」
A「まぁ夏だもんね。学校に居る間はクーラー効いてて快適だけど、今日は特に暑いかも」
真名部「39.2度ってところでしょうね。これがお風呂だったら良い湯加減なんですけど」
自分のすぐ横に居る真名部くんを見ると、首元にじんわりと汗をかいていた。
そのまま真名部くんと並んで歩いていると、駅までの道からは少しそれる位置にある小さな広場に、いつもは無い臨時のアイス屋さんが来ているのが見えた。
A「真名部くんっ!ちょっと寄り道しよう?」
真名部「いいですけど…」
私はその広場に真名部くんを連れていった。
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希星(のぞみ)(プロフ) - 野生のスタッフさん» あ、いえいえ!私の感想が助けになっているなら光栄です!ほんと、ただ私が思った感想を述べただけなんですけどねw もう一度相合い傘の場面読んできます! (2014年3月23日 15時) (レス) id: 893258fcaa (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 希星(のぞみ)さん» つづき 今回でニヤニヤしたとなると次回はもっとニヤニヤすると思いますw
まだ完璧と言える状態じゃないので上げれてませんがそう言ってくださると次回を上げるの今から楽しみですw
ページ数制限に引っ掛かるので次回はまた続編という形になります(´∀`)
お楽しみに! (2014年3月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 希星(のぞみ)さん» のぞちゃんは作者の私がわかっていなかったり気付いてなかった事をこうしてさりげなく教えてくれる事があってとても助かっています。ありがとう。そうかわかりずらかったか…皆帆との相合傘や部屋での会話でハッキリして、その後も74ページではっきりさせたつもりでした; (2014年3月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - +*霧屋 蘭*+さん» お久しぶりです!ノートには書いてないですよ!データとして書いてそれを何十回、場所によっては何百回と見直して書足したり削ったりと手直しして、それでようやく完成した物を載せて(厳密にはその時も手直ししてる)こうして形になるわけです…よく見て下さり嬉しいです! (2014年3月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
希星(のぞみ)(プロフ) - とうとう間接キスキタ〜!!もうニヤニヤが止まりません……というかもう二人は両想いになってますよね!あ、でも夢主の想いはまだ恋愛か友情かはっきりとしてないんですよね?今後どんな展開になるか楽しみです!! (2014年3月23日 13時) (レス) id: a5e1fb107e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野生のスタッフ | 作成日時:2014年3月14日 21時