――63―― ページ21
、
私がお風呂から上がって勉強をしていると、和人がまた絡んできた。
皆帆「肩こってるでしょ。もんであげよっか」
A「いいの？ありがとー」
和人は私が座っている椅子の後ろに来て、肩をもみ始めた。
皆帆「やっぱりすごいこってる」
A「でしょー」
和人は私の机の上のプリント類を見た。
皆帆「夏休みなのに随分熱心に勉強してるね」
A「うん。負けたくない人が居るからね。１日もサボってないよ」
皆帆「すごいなぁ」
A「厳密には負けたくない人ってのはその人だけじゃないんだけど、１番意識してるのはその人なんだ。お互い意識し合って認め合って高め合っていく。こういう関係っていいなって思う」
皆帆「ライバルってやつだね」
A「うんっ」
皆帆「その人って、今日Aが幸せそうにしてるのと何か関係ある？」
A「えっ！」
唐突に、あまりにも的確な事を言われるものだから体がびくっとしてしまった。
これではごまかそうにもバレバレだ。
カンが良く、観察力や洞察力に優れている和人には私の事なんて何もかもお見通しなのかもしれない。
A「…まぁね」
皆帆「その相手っていうのは、男じゃないかな」
A「…当たり」
皆帆「好きだと自覚はしているけど、まだ付き合うには至ってないというところかな」
A「もうこの話おしまいっ！」
皆帆「当たりなんだね」
A「おしまいったらおしまいっ！」
私は後ろを向いて和人をポカスカと叩いた。
皆帆「僕の推理力も大分磨きがかかってきたようだ」
、
ラッキーアイテム
0.3のシャープペンシル
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
希星(のぞみ)(プロフ) - 野生のスタッフさん» あ、いえいえ！私の感想が助けになっているなら光栄です！ほんと、ただ私が思った感想を述べただけなんですけどねw もう一度相合い傘の場面読んできます！ (2014年3月23日 15時) (
レス) id: 893258fcaa (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 希星(のぞみ)さん» つづき 今回でニヤニヤしたとなると次回はもっとニヤニヤすると思いますｗ
まだ完璧と言える状態じゃないので上げれてませんがそう言ってくださると次回を上げるの今から楽しみですｗ
ページ数制限に引っ掛かるので次回はまた続編という形になります(´∀`)
お楽しみに！ (2014年3月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 希星(のぞみ)さん» のぞちゃんは作者の私がわかっていなかったり気付いてなかった事をこうしてさりげなく教えてくれる事があってとても助かっています。ありがとう。そうかわかりずらかったか…皆帆との相合傘や部屋での会話でハッキリして、その後も７４ページではっきりさせたつもりでした； (2014年3月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - ＋*霧屋 蘭*＋さん» お久しぶりです！ノートには書いてないですよ！データとして書いてそれを何十回、場所によっては何百回と見直して書足したり削ったりと手直しして、それでようやく完成した物を載せて(厳密にはその時も手直ししてる)こうして形になるわけです…よく見て下さり嬉しいです！ (2014年3月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
希星(のぞみ)(プロフ) - とうとう間接キスキタ〜！！もうニヤニヤが止まりません……というかもう二人は両想いになってますよね！あ、でも夢主の想いはまだ恋愛か友情かはっきりとしてないんですよね？今後どんな展開になるか楽しみです！！ (2014年3月23日 13時) (レス) id: a5e1fb107e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：野生のスタッフ
| 作成日時：2014年3月14日 21時
