真名部】ライバルと書いて【皆帆と双子12

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１時間目が終わり、休み時間に入ってすぐ、誰かが席を立つ前に私は学祭関連の案をクラスメイトに話しておいた。


A「学祭当日の机やイスの配置考えてみたんだけど、見てもらえるかなっ」


私は昨日ルーズリーフに書いておいた図面を皆に見せた。


自分の机の前の通路で呼びかけると、男子のほとんどは相変わらずだが、女子は１人を除く全員が集まって話に参加してくれた。


私が書いた図面には、お客さん用のテーブルは机を四角く４つに並べ、他にも２人用の向かい合って座るような席も数箇所用意する旨が書いてある。


ローコ「おぉ〜！いい感じじゃ〜ん」


A「料理したり作業する所はごちゃごちゃするから見えない方がいいかなーと思って、そこだけ周りに暗幕張って、角っこに配置しようと思うの」


真名部「そういえば暗幕は申請すれば使えるって話でしたね」


ほとんど女子だけの所に真名部くんも加わってきてくれた。


読矢くんや一筆くんもすぐ近くの自分の席からさりげなく話を聴いていてくれていた。



A「うん。教室の角使うなら暗幕は２枚でいいけど、一応予備も含めて３枚申請しとこうと思ってるんだ」


A「暗幕の中の調理場にも作業用の机を配置して、教室での調理は全部そこで。教室の入口付近には会計用の机とイスも２つずつ設ける予定よ」



ローコ「うんっ良い感じ！」


メイア「余ったイスや机はどうするの？」


A「それは期間中まとめて別の部屋に保管するみたい。実行委員でもらったプリントに書いてあったの」


メイア「なるほどね」


A「とりあえず予定って事で。実際に準備してみてから必要に応じて微調整しようと思うわ」


私がそう言うと、皆は快く了解してくれた。

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