このあと ページ28
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ずっと謝り続ける西田くん。
なんか、こっちの方が申し訳なくなってくるよ。
「あ、じゃあこのあと一緒に焼肉行かない?」
西田「や、焼肉?」
「うん。石川くんが奢ってくれるまで待てない!付き合ってよ」
西田「…いいっすけど、そんなんでいいんですか?」
「日本の未来のエースと焼肉食べれるんだから良くないわけないでしょ!」
西田「…あざす」
いつもの笑顔が戻った西田くん。
やっぱ笑ってた方がかわいいなぁ。
…私かわいいかわいい言ってばっかだよね?もうおばさんじゃん。
関田「話せたか?西田」
西田「はい、あざっす」
「関田さん!私たちこのあと焼肉行ってきます」
関田「…2人で?」
「?はい」
関田「…別にいいと思うけど、その前に体育館寄ってけよ。太志とか、めちゃめちゃ心配してる。お前が倒れてずっと傍いにたの太志だから」
「え!それは行かなきゃ」
関田さんは先に体育館に戻っていった。
そのあと看護師さんが来て、退院のあれこれを手伝ってくれた。
…うん、起き上がってみるとやっぱり背中が痛い。
自分じゃ見れないからなー背中。
タクシーを拾って体育館に向かう。
その道中で、西田くんが監督に、今日は練習に来るなと言われていることを知った。
だから、西田くんにはタクシーの中で待っててもらうことにした。
「…こんにちはー」
小野寺「…A!?」
「えっ、わっ!!」
入った瞬間、気づいた太志が飛びついてきた。
せ、背中が…。
「太志っ、ごめん今背中痛めてて…」
小野寺「え!ごめん!…大丈夫?」
「うん、ありがとう」
離れた太志が背中をさすってくれる。
優しいヤツめ。
中垣内「大丈夫だったか?」
「はい。背中の打撲以外は全くの無傷だそうです」
柳田「西田は?」
「めちゃめちゃ謝ってくれましたよ。あ、監督、あまり怒らないでやってくださいね?」
中垣内「…善処する」
「お願いします」
みんながちらほら集まって来るなかに、私のパソコンを持った石川くんがいた。
「…あ!パソコン!無事だったの??」
石川「Aさん、このパソコンを庇うようにして倒れたんですよ」
「さすが私。これは命より大切なものだからね。ありがと!」
石川「いえ…」
その場で開いて中身を確認。うん、問題なし。
「監督、私このあと休んでもいいですか?」
中垣内「安静にしとかなきゃいけないんだろ?構わんぞ」
「ありがとうございます。西田くんと焼肉に行ってきますね」
中垣内「ほどほどにな」
「はい!」
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エマりん - 読んだら感想を仲良し芸能界で! (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - エマりんさん» ありがとうございます!はい、読みたいです! (2020年2月9日 7時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - 貴方の作品を見てみてすごいと思いました!だから私の作品も見てほしいなぁって思いました…読んでくれる?作品名は仲良し芸能界です!高評価お願い! (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - エマりんさん» ありがとうございます!!はい!ぜひ!友達申請お待ちしております!! (2020年2月9日 7時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - めちゃくちゃ良かったです!友達になりませんか? (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2019年10月23日 21時