心強い ページ19
・
久原｢…すげーメンツ｣
｢こうやって見ると圧巻だよね｣
久原｢なんでこうなったの？俺ら勝てるかわかんないよ？｣
｢私のチームは特別強化チームなの｣
久原｢特別強化チーム？｣
�睫�｢なにそれ｣
敵チーム改め関田さんチームは、W杯はほぼ固定で出るだろう。
だがしかし、そのメンバーが怪我や疲労で出れなくなったら？
私のチームの誰かが出なければいけない。
特にリベロとセッターはふたりしかいないから重要だ。
�睫�｢Aちゃんって凄いんだね｣
｢やだ褒めてもなにも出ませんよ｣
�盒�｢よくこのメンツを取り仕切ろうと思いましたよね｣
�睫�｢うん｣
｢…もっと自信持てよ｣
�盒�｢自信はある！そりゃあ、腐っても日本代表だからな｣
久原｢うんうん。だけどあのメンバーを相手にするのがやべーって話｣
｢いやいや、勝てると思うよ？｣
�睫�｢…さすがに、でしょ？｣
｢勝てます。確実に。ただ、目標はみなさんひとりひとりの強化なんで｣
と、私の言葉に固まるチームのみなさん。
…なんか変なこと言った？
藤井｢Aちゃんチームは準備いい？｣
｢あ、はい大丈夫です｣
レフリーは藤井さん。今日も優しげな笑顔だ。花丸。
とりあえず全員でコートに入り、真ん中で円陣を組む。
李｢本気で勝てるの？｣
｢勝ちたいですか？｣
李｢…ちょっと勝ってみたいよね。俺らも代表なんだって思い知らせてやりたい｣
久原｢確かに。勝ったらもっと試合出れるかもしれないし｣
｢じゃあ勝たせられるよう努力します｣
�盒�｢どうやって？｣
｢力、上手さで劣る相手に勝つには何が必要でしょーか？｣
�盒�｢…頭？｣
｢惜しい！正解は、情報です。私の仕事は主に情報を集めること。敵チームはもちろん、日本代表のことなら誰よりも詳しい自信があります｣
久原｢…へぇ｣
｢トスは、約7年間関田さんを見てきたから問題ないと思います。だからどうか、信じて飛んでください｣
私のことなんて全然知らないメンバーだ。
今日初めて合わせるセッター、しかも女子を信じろなんて難しい話。
ちょっと不安げな私に壱青くんが笑う。
大竹｢Aちゃんのトスはあの石川祐希のお墨付きだからな。信用しないわけがない｣
久原｢おう。信じてるぞセッター｣
｢…ありがとね｣
李｢いっちょやるか！｣
�睫�｢Aちゃんが自信持ってよ。それで俺らを信じて？｣
�盒�｢そーだぞ、プリンセス｣
山本｢レシーブは任せてください。全部取ります｣
｢…心強いメンバーだこと｣
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1191人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「龍神NIPPON」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エマりん - 読んだら感想を仲良し芸能界で！ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - エマりんさん» ありがとうございます！はい、読みたいです！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - 貴方の作品を見てみてすごいと思いました！だから私の作品も見てほしいなぁって思いました…読んでくれる？作品名は仲良し芸能界です！高評価お願い！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - エマりんさん» ありがとうございます！！はい！ぜひ！友達申請お待ちしております！！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - めちゃくちゃ良かったです！友達になりませんか？ (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花
| 作成日時：2019年10月23日 21時
