天使と名高いあの人【東京リベンジャーズ】 (ページ6)

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蘭｢鉄パイプがそんなに危険かね〜？｣

乱戦に視線を向けてすぐ、
隣の灰谷蘭が口を開いたため再度そちらに目を向けた。

『そらそうやろ。

鉄パイプ如きでもどアタマカチ割る事も出来んねんで？
頭蓋骨折の危険性分かってるんか？

…蘭、自分の警棒も十分危ないねんからな？
分かっとるよな？』

蘭｢蘭ちゃん難しいことわかんない〜｣

『…ハァ……』

とぼける蘭から目を逸らしてため息を1つ。
乱戦の場では刺したどうのと騒ぎが起きていた。

『誰かが刺したんか、やばそうやな…
パクられる前に帰ろかな』

私は座っていた廃車から飛び降り、
先程まで私が居た廃車に座っている灰谷兄弟を見る。

『私帰んねんけど、2人はどうする？
デートでもする？』

2人は顔を見合せて、竜胆が行こうか。と返事をし2人とも廃車から降り、後ろから着いてくる形で廃工場を後にする。

竜胆｢行くとこは決まってるの？｣

『ん〜手始めに上野動物園貰いに行くってゆーのはどう？』

蘭｢ハハッ
ほんっと、いい女だな｣

『今日売られた喧嘩なんやから有効期限中に使ってまわなあかんやろ？』

竜胆｢A、いい性格してるよな。ほんとに｣

その日、

上野は目黒の天使の物となり、

東京卍會vs芭流覇羅は
逮捕者1名、死亡者1名と言う形で幕を閉じた。

後に2つの件名を合わせて

“血のハロウィン”と呼ばれるようになる。