天使と名高いあの人【東京リベンジャーズ】 (ページ5)

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乱闘が始まり
ドラケンと歌舞伎町の悪魔の戦いを見ていた。

すると、横から話しかけられ

蘭｢Aはどっちが勝つと思う？｣

『んー…

どっちかが勝つけど勝負には負けるんとちゃう？
なぁんかさっきから目ェギラッギラな子おるんよね〜』

私は黒に金メッシュの鈴のピアスを付けた少年の方を見た
多分今回の鍵となる子だろう。

竜胆｢勝つけど勝負に負けるってのは？｣

『ただの勘や。わからん』

蘭｢じゃあ勝つ方はどっちだ？｣

『まぁ人数的にも対策云々的にも芭流覇羅ちゃう？』

私はそう言って再度乱戦に視線を向けた。

視界の端でガリ男が意識を戻したのか、
立つのを見つけ鼻で笑った。

乱戦に視線を戻す。

『うーん、やっぱ会ったことあるか…？』

顎に手を当てて考えると、隣の竜胆が日傘を差してくれた。
そういえば今日日傘持ってくんの忘れてたなァ…とぼやく。

竜胆｢なにが会ったことあるの？｣

竜胆がそう聞いてきたので私は答える

『あのオレンジのもじゃもじゃさぁ
さっきウチの事指さして目黒が〜とか言うてたんよ』

蘭｢あー？誰だぁ？｣

竜胆｢ハァ…兄ちゃんもAもわざと言ってる？
Aが来る前に目黒の番張ってた目黒の双悪だよ？｣

竜胆が言った言葉に納得した。

『あ〜！おったおった！そういえばそんなんおったわ！
竜胆よー覚えてるなぁ！偉いわぁ！

飴ちゃんあげる！』

竜胆は無言で飴ちゃんを受け取り、口に含んだ。

そうやって和気あいあいと話している時だった。
ガァン、と鉄パイプで何かを殴った音がした。

『おいおい、ガキの喧嘩に鉄パイプぅ？
何考えとんねん。鉄パイプの危険性分かっとるんか？』

蘭｢そんな事言いながらなにかしに行く気もないんだろ〜？｣

『当たり前。
下手に首突っ込んでこっちにまで飛び火すんのはごめんやで』

そう言って私は鉄パイプを持った芭流覇羅のロン毛の男を見た