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それは2月のある日の事だった。
イザナ「A、会わせたい奴らがいる
特服着てついてきてくれ」
そういって連れてこられたのは横浜のとある倉庫。
私が女だからか、
はたまた白い特服を着ているからか、
ジロジロと見られ、
ヒソヒソと話している。
イザナ「集会を始める」
イザナはそう静かに呟いた。
途端に静かになる周囲。
ニヤニヤしている灰谷、
品定めしてくる様な目線を向けてくる2人
大男と獅子の刺青が入った男。
私の事を気にしてない様子の顔に傷の入った男。
イザナ「目黒の天使は横浜天竺の副総長だ。
そして、コイツは」
コイツ、と言い私の肩を抱き寄せる
イザナ「俺の姉貴だ。
変な事したら殺す」
姉貴。そう口にした瞬間
イザナ、灰谷兄弟、顔に傷が入った男以外の人間から驚く声が聞こえた。
身内だから副総長?など、コソコソ話す声が聞こえる。
イザナ「A、挨拶するか?」
『せやなぁ、文句ある奴にご挨拶したろか
ってことで、そこ一帯のお前らとそこのお前ら。
あと、そこの殺気立ってる獅子の刺青入れてるやつ
お前ら…気ぃ引き締めや』
そう言ってそちらの方に足を運び、殴り合いを始める
下っ端は所詮下っ端、簡単に伸すことが出来た。
獅子の男と対面するとその男は名乗り出した。
斑目「俺ァ斑目獅音!9代目黒龍総長!天竺四天王だ!」
『名乗りたがりか?舌噛むなよ』
そう言ってその男を伸す。
確かに下っ端よりは強い。が…
『なぁイザナァ』
イザナ「あ?どうした」
『幹部?コレ』
そう言って私は斑目獅音という男を指さした。
イザナ「あぁ、幹部だ」
『ふーん?』
イザナ「同列だなんて思ってねぇよ
拗ねんな」
私は心を読まれた気分になったが、
それが少し嬉しく感じた。
その後、ほかの幹部によろしく。と挨拶をした。
傷の男は
大男は
その鶴蝶と望月と、イザナとほかの幹部達と
とあるビルの屋上へと行き横浜を眺める。
イザナ「気圧重いなぁ
こんな日はなんかあると思ったらさ、お前が尋ねてきたんだ」
ふと、イザナがそんなことを言った______
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作者名:りう | 作成日時:2023年11月4日 14時