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「あれ?久しぶりだなぁ!」
後は年始の御参りと運勢を占うだけというところで、
東卍のマイキーが話しかけてきた。
その声を聞き、一緒にいたのかゾロゾロと集まる東卍の連中。
私とイザナは一気に東卍に囲まれた。
花垣「お、お久しぶりです…ってアレ?
黒川さんが2人…??」
その花垣の言葉に、イザナは少し不機嫌だった。
『あっ、あ〜…
ごめん、今姉弟と2人水入らずで初詣してるんよ。
だからさ、
と、私はイザナの手を強く握った。
イザナはそれに気付いたのか、
不機嫌を露わにするのを辞めてにこやかに笑った。
ドラケンに私の言葉が通じたのだろうか。
放っておいてやれよ。と一言残して私たちの義妹とどこかへ行った。
その言葉を皮切りに東卍の面々もどこかへ行く。
イザナはその様子を見て満足したのか、
その後は嬉しそうに御参りをし、
くじを引いていた。
今年の運勢の結果は最悪。
私は大凶だった。
願望:叶う
商売:良好
健康:恐れあり
『健康、恐れあり…?
なんの恐れあんねん…』
イザナ「……おい」
『ん』
イザナに呼ばれ、イザナの手元のおみくじを見る
そこには凶の文字と、
願望:叶う
走人:あり
争事:失う恐れあり
姉弟揃って何とも不吉な結果となった。
イザナ「走人って俺から離れて行くやつの事だよな?
A?」
『私そんな気微塵も無いけど?』
イザナ「知ってる。じゃあ誰だよ……」
『そん時にならんと分からんけど
そうならんようにしよな』
イザナ「あぁ」
私とイザナはおみくじを括りつけてその場を後にした。
やけに頭に残る、気味の悪いおみくじだった。
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作者名:りう | 作成日時:2023年11月4日 14時