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クリスマスも終え、年末手前
私は冬期休暇に向けて会社の締め作業を会社全体で行っていた。
『それはそっちに。あ、そのファイルはそっちに。そう』
部下「社長!お疲れ様です!」
永田や他の各部長に声をかけて整理を進めていく。
もう少しで昼休みというタイミングの時、私に声がかかった。
イザナ「A、もう昼休みになるけど。
区切りついたか?」
『ああ、もうそんな時間か
みんなちゃんと休憩しや』
そういうと、
組の人間は後ろで手を組み深くお辞儀して、
一般社員の人間はぺこりと軽くお辞儀をした。
私はそれをちらりと見てから
『そんなかしこまらんでいいよ。』
と言い残し、イザナとその場を後にした。
『イザナ、何が食べたい?』
イザナ「ん?Aが奢ってくれんの?」
『うん。なんでもええよ』
イザナ「じゃあ_____」
イザナの提案で回転寿司に来た。
『なんでここにしたん?
お寿司なら回転寿司じゃなくてちゃんとしたところに連れてくで?』
イザナ「俺はきたことなかったしいいんだよ
それとも、Aは嫌だった?」
『そんなことないよ
私もここ来た事ないしなあ』
イザナ「ふうん…俺と来るのが初めてなのか」
イザナはそういってうれしそうに笑っていた。
この日は永田の計らいで昼が終わるころには年末締めが終わっていた。
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作者名:りう | 作成日時:2023年11月4日 14時