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21_イザナ ページ21
Aとカフェに行った日
Aがこちらを見ずに外をぼーっと眺めているので、
気になって視線の先を追うと
向かいの教会前に東卍の特服を身に纏った4人組が目に入った。
そして店を出る直前に教会前に現れた
マイキーこと佐野万次郎。
ドラケンこと龍宮寺堅。
マイキーは、俺から真一郎を奪うだけではなくAまで俺から奪おうとするのか？
どうして俺の周りだけ？
そんな考えが俺の中を巡る。
隣で寝ている姉の、Aの頬をさらりと撫でた。
イザナ｢Aだけは、絶対にやらねぇ
真一郎はお前のモノだったんだ
これ以上俺から取り上げようとするな｣
俺はそう呟いた。
Aが｢んん、｣と声を出して寝返りを打つ。
その姿に心が憎悪の感情から落ち着きを取り戻す。
年末はAと永田と3人で過ごして、
年始はAと2人で初詣とやらに行くとしよう。
俺はそんなことを思いながら、
Aを起こさないように後ろからそっと抱きしめ意識を手放した。
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作者名：りう | 作成日時：2023年11月4日 14時
