天使と名高いあの人【東京リベンジャーズ】 (ページ16)

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それから数日後の事だ。

私は少し前に、養父の誕生日祝いの為に実家に帰っていた為
先程東京へと帰ってきた。

永田に荷物を任せて、自室の前へと来た時だ。

『…？

永田。誰か部屋の中に入れたか？』

永田｢部外者は誰もいれていませんが｣

誰も居れていないとの事だが、
ではこのドア越しに感じる気配はなんだろうか

警戒して玄関のドアを開ける。

少年｢やっ、おかえり｣

玄関に置いているよく分からないオブジェに
座っている人を見る。

そこには、髪色と瞳の色が私とそっくりの少年がいた。

少年｢俺の事、分かんない？｣

少年は私の顔を覗き込みそう問うてきた。

『わか、るわけないやん…

そんなすぐ、わからんよ……

私ら初対面なんやで、？イザナ…』

私はそう言ってイザナに抱きついた。

私と同じくらいの身長のイザナは私の肩に顔を乗せて優しく私の後頭部を撫でた。

イザナ｢冷たいなぁ｣

イザナはそう言ってクスクスと笑う。

『やっと、やっと会えた

嬉しい…』

話したいことが沢山ある。と伝えると
じゃあ中で話そうか。とイザナが私を抱き抱えて中へと連れていってくれた。

その日は、これまで会えなかった分たくさんの話をした。

母から何を聞いていたのか、

どこで育ったのか

友達は出来たのか

など、

一緒に私の大きいベッドでたくさん話をした。

イザナは私が泣き止むまでひたすら頭を撫でて、腕枕までしてくれた。

これではどちらが年上か分かったもんじゃない。

私はいつの間にか夢の中へと落ちていた。

イザナside

姉ちゃんが寝て、涙が流れた跡を拭った。

姉ちゃんと今まで会えなかった分、昔話をして、

天竺を作る前にしたい事が出来た。

隣で気持ちよさそうに寝息を立てて寝ている姉ちゃん
いや、Aの頬をサラリと撫でた。