天使と名高いあの人【東京リベンジャーズ】 (ページ14)

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武道という少年はモジモジしながら名前を聞いてきた。

『別に知り合いではありませんが…

名前、ですか。黒川 Aと申します。
以後お見知り置き下さい』

マイキー｢あー！黒川オフィスビルに持っていけば目黒の天使に届くってそういう事か！！！｣

武道｢え？！黒川オフィスビル？！
黒川さんって、㈱kurokawaの人なんですか？！｣

マイキーと花垣くんは興奮したように大声で話し始めた。

『えぇ』

そう話していると、おい。と後ろから声がかかる。

オレンジのもじゃもじゃ頭と水色のもじゃもじゃ頭
スマイリーとアングリーで有名な元目黒の双悪だった。

ナホヤ｢目黒の天使？さんよぉ、
前はそんな喋り方じゃなかったよなァ？｣

アングリーと有名な子がコクコクと首を動かし頷き、
周囲のドラケン、マイキー、花垣くんは首を傾げる。

武道｢な、何言ってんすか？？
天使って名前が似合う喋り方だと思うんすけど…｣

ナホヤ｢コイツ、前俺らを伸した時は方言だったぞ！｣

辞めろ辞めろ。変なことを言うな
こちとら天使に似合うように努力してんねん。黙っててくれ

そう心の中で思いながら表情はにこやかに。を尽くした

ナホヤ｢猫かぶってないでさっさと本性表せよ｣

ドラケン｢おいこの人は客だぞ。その態度はあまりにも失礼じゃねぇか？｣

半間｢俺も聞いた事あるぞぉ
天使サマは喧嘩中よく関西の方の方言を話すってなァ？｣

『なぜそのような事が広まっているのかは不明ですが、
私は平和解決を目標としている身ですので、これが普段の話し方です

それより…そろそろ帰ってもいいでしょうか…？』

私は嘘を貫き通すほうを選んだ。
そして何より帰りたい。

マイキー｢喋り方の真偽はどうでもいいんだけどさ！
強いんだろ？
目黒の天使、お前も東卍に入れよ！｣

『お断りさせていただきます
用が済んだのなら帰らせてもらいますね』

私は足早にその場を去った。
後ろから誰かに話しかけられていたようだがそんなこと気にする必要は無い。

そしてバイクのチェーンを外し、跨り、その神社を後にした。

もう来ることがないと信じて