天使と名高いあの人【東京リベンジャーズ】 (ページ13)

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地下の駐車場に入り愛車の目の前で止まる。

愛車と弟の愛車が並んでいる。

愛車のハンドルをサラリと撫でた。

『今日も絶好調やとええんやけど…

期待に応えてくれるよな』

私は自身の愛車に跨り、

『お前はもう少しの我慢や。はよ弟に乗ってもらわなな。』

と、呟きその場を後にした。

向かうは東京卍會の集会場所

中坊が多いって聞いたけど23時から集会て…
良い子は寝とる時間やぞ

そう思いながら私はバイクのハンドルを握り直し速度を上げた

意外とこの界隈では有名な東京卍會の集会所

その神社の入口にはバイクがこれでもかと言うほど並べられていた。
その最後尾辺りにバイクを止めてチェーンをかけ、バイクの間を通り神社の階段を上る。

すると、黒い特攻服がだんだんと見えてきた。

階段をのぼりきった頃、
途中で寄り道をしていたからか23時手前となっていたようで

鳥居の下には総長である無敵のマイキーが立っていた。

マイキー｢やっときた！！！｣

無敵のマイキーは私と目が会った瞬間大声でそう叫んだ。

周囲の東卍の人間が一斉にこちらを向く。
これほんまにリンチされる流れとちゃうよな？

そう思いながらとりあえず無敵のマイキーまでの道が開いたのでそこを歩いていく。

マイキーの数段下に着いた時、私は見上げながら口を開いた

『それで…

私は何故呼ばれたのでしょうか？』

あくまで天使らしく。
でも隙は見せるな。

誰だって弱いものには脅威を感じない。

そう自分に言い聞かせながら、にこやかな笑みを浮かべると下っ端のメンツだろうか、
そいつらは頬を赤らめて居た。

マイキー｢たけみっちが目黒の天使に会いたいって言ってたからさ！
ちゃんと手紙届いたんだな！よかった！｣

『たけみっち？』

マイキーがこっちこいよ！と、たけみっち。という人を呼んだ

さっき頬赤くしてた下っ端の1人やんけ。

そう心の中で悪態をつく。

『たけみっちさん…
どうして私は呼ばれたのでしょうか？』

武道｢あっ、えっと…花垣武道(はながきたけみち)です。お姉さんのお名前をお聞きしたくて……

あと、ナホヤくん達の知り合いだったみたいだし…｣

武道という少年はモジモジし、目黒の双悪の2人をチラチラと見ながら発言した。